◆ Cマガジンの読者にとってなつかしい秋山育さんのイラスト。このスタイルに似たイラストが新聞広告に使われ、秋山さんからの抗議を受け、アートディレクターとイラストレーターが広告で謝罪することになる。 ◆ 下田義寛氏の院展出品作品「風舞う」(1979)。この作品がエリオット・ポーターの写真の盗用でないかと問題になった。NHKのニュースでは、両方の輪郭を画面上で重ねて完全に一致させるなどした。(下田氏はその後、作品の素材となった複数の写真家と交渉し著作権問題をクリアしている) ◆ 剽窃と呼ばれたこれらの例は、仮に連画のなかで行われればまったく異なる評価軸に晒される。連画は、他人の作品のイメージそのもの、スタイル、技法などを借用しながら、それをいかに転じたかを競うゲームだ。コンテキストをすげかえるためには、明示的に盗まねばならない。連画は、人間がミームをブートストラップする雛形を提示している。複製
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