みなさんが小さい頃から親しんできた植物は何ですか? チューリップ?パンジー?ひまわり? でも、本当に小さいころから親しんできたのは、いつでも手にすることができる、誰のものでもない草花たち「雑草」だったのではありませんか。 時には可憐な花を咲かせ、幼いころにはおままごとに、虫取りカゴをもってその中に分け入り、大人になった今その手入れで悪戦苦闘している、そんな名前も知らない誰のものでもない草花「雑草」のことを見つめてみませんか。 雑草の一般的な定義として「私たちの生活する範囲に、私たちの意図にかかわらず、自然に繁殖する植物」のことを指します。 農業の立場からみても、「作物に害をもたらし、生産を減少させる存在」です。 人間にとってなんともやっかいな存在にされてしまった雑草ですが、一つ一つ見れば本当に素敵な植物たちなのです。 1年中いろいろな場所で存在する雑草の中でも、主に都市近郊で見かけることの