マンモグラフィー(乳房X線検査)とは、乳房の触診でしこりや皮膚のひきつれ見つかった時に、がんかどうか調べるために行なう検査です。がんの早期発見を目的とした自治体の乳がん検診では、従来、乳房の視触診が行なわれていましたが、これだけでは早期発見は難しいため、厚生労働省の指導により、現在はマンモグラフィーと視触診を組み合わせた検診が実施されています(対象年齢は40歳以上で、2年に1回の受診)。 なお、乳がんは女性特有のがんだと思われていますが、男性も発症します(男女比率は1:99)。男性でも乳がんが疑われた場合は、同じような撮影方法で検査を受けます。つまり、「胸がこんなに小さいワタシでも大丈夫なの?ちゃんと挟めるの?」という心配は無用なのです。 マンモグラフィーで何がわかるのか? 腫瘍の有無、大きさや形、「石灰化」の有無がわかります。石灰化とは、乳腺の中に存在するカルシウムの沈着物のことで、乳房