中央大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、固体燃料ロケット向けに効率よく燃料をつくって運ぶ技術として、“人の腸の動きを模した柔らかいポンプ”による、全く新しい製造方法を共同開発し、ロケット用固体燃料の混合及び地上での燃焼試験に世界で初めて成功しました。 本成果は、現在、ロケットの打ち上げ費用が高額となる原因の一つに挙げられるロケット固体燃料の製造方法について、中央大学理工学部精密機械工学科 中村 太郎教授、山田 泰之助教が独自に開発した、蠕動運動型混合搬送装置(人の腸の動きを模した柔らかいポンプ)を用いて、固体燃料を、人間等の大腸の「包み込むように揉み解しながら搬送する動き」によって安全かつ連続的に混合し、ロケット本体まで搬送することで、従来よりも効率的で安全に燃料製造を可能にするものです。 この研究に関するメディア向け成果発表会を、3月16日(金)10:00から中央大学後楽園キャンパ