三池炭鉱専用鉄道敷は、官営三池炭鉱時代の明治11(1878)年に馬車鉄道として使われ始めました。明治24(1891)年には横須浜(現在の大牟田川河口)~大浦坑間が開通し、蒸気機関車も使われ始めると、線路は次々と延長され、勝立坑や宮原坑、万田坑などをつなぎ明治38(1905)年には三池港まで線路が敷設され、現在の専用鉄道敷の全体像がほぼ出来上がりました。 鉄道は、その後も支線の整備や路線の複線化、蒸気機関車から電気機関車へと施設の更新が行われました。一時期は地方鉄道として旅客輸送も行われましたが、石炭鉱業の衰退とともに縮小され、平成9(1997)年の閉山時には、三井化学内を走る一部の路線を残して、炭鉱に関わる路線は廃止されました。 現在は線路こそ撤去されていますが、一部の区間では閉山時の枕木も残されています。 特徴と世界遺産としての価値 三池炭鉱専用鉄道敷の特徴は、その形状にあります。炭鉱電
JR九州ウォーキング「今しか歩けない!! 鹿児島本線仮線高架ウォーク」が折尾駅にて12月23日に開催される。鹿児島本線と福北ゆたか線・若松線(筑豊本線)が接続する折尾駅では現在、連続立体交差事業(事業期間は2022年度まで)が進められており、2017年1月に鹿児島本線の線路を切り替え、新ホームを供用開始する予定だ。 折尾駅周辺の鹿児島本線が2017年1月に切り替えられ、高架の新ホームに。これに先立ち、高架線路上を歩ける特別イベントが開催される(画像はJR九州提供) 連続立体交差事業は折尾駅周辺の筑豊本線(若松線・福北ゆたか線)と黒崎方面への短絡線(福北ゆたか線が使用)を移設し、鹿児島本線と並行する構造とした上で高架化するもので、先行して鹿児島本線を高架の仮線に切り替える。 この仮線は将来的に短絡線となり、黒崎方面から直方方面へ向かう福北ゆたか線の列車が使用する予定。現在の鹿児島本線跡地に新
折尾駅(福岡県北九州市)の現在のホームから建設中の高架駅を見る。2016年10月撮影。 pic.twitter.com/c8glBgLYgh — タケ@ALL-A (@take_all_a) 2016年12月11日 ツイッター公式モードで読む。 同じく折尾駅の現ホームから新しい高架ホームを見る。新ホームは2017年1月2日から供用開始とのこと。 pic.twitter.com/U84NbKIvlS — タケ@ALL-A (@take_all_a) 2016年12月11日 新旧ホームの切り替え、つまり線路の切り替えが行われるということは、この明治期のレンガ造高架下通路も閉鎖されるのだろうな。貴重な鉄道遺産なのだが残念だ。 pic.twitter.com/D7kez7NY3q — タケ@ALL-A (@take_all_a) 2016年12月11日 旧線の撤去はどういう工程で行うのだろう。でき
JR大牟田駅(福岡県大牟田市)から30分歩く。熊本県境に近い丘陵地に、鋼鉄製のやぐらがそびえ立つ。高さ22メートル、第二竪坑(たてこう)やぐらだ。やぐら手前のレールには、さびた坑車があり、時代をしのばせる。 三池炭鉱は福岡県大牟田市から熊本県荒尾市にまたがる広大な鉱山だった。いくつもの採炭場があったが、中でも宮原坑の出炭量は多く、明治31年から昭和6年にかけて年40万~50万トンの石炭を採掘した。三池が国内最大の最炭地となるきっかけとなった。 明治22(1889)年1月、明治政府が三池炭鉱を三井財閥に払い下げた。三池炭鉱社の初代事務長に就いたのが、福岡藩士の家に生まれた団琢磨(だん・たくま)だった。 当時の炭坑の悩みの種は、際限なく湧き出る地下水だった。 だからこそ、木造の第一坑竪坑(明治31年完成)、その後に建造された第二竪坑(34年完成)とも、炭の引き上げ、労働者の昇降に加えて、排水機
「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つで、世界文化遺産に登録された官営八幡製鉄所の旧本事務所(北九州市八幡東区)=写真=が11月7日、1日限定で間近で見られることになった。保有する新日鉄住金が、6~8日に付近である地域の「まつり起業祭八幡」に合わせ、同事務所がある同社八幡製鉄所を開放するため。祭りの実行委が22日発表した。 旧本事務所は、官営八幡製鉄所が操業を始める2年前の1899年に完成した。レンガ造りの建物で、外国人顧問技師室などが置かれた。現在は、週末だけ特別に製鉄所内を運行する見学用バスツアーを除き、約80メートル離れた眺望スペースから外観を見ることしかできない。 敷地内に入れるのは7日の午前9時~午後4時で、入場希望者はJRスペースワールド駅から北東に徒歩3分の東田通用口に集合する。製鉄所内にはそこから専用バスで移動する。旧本事務所の中には入れない。入場料、バス運賃は無料。問
駅長が地元のみなさまといっしょに作り上げたオリジナルのウォーキングコースを、お客様ご自身のペースで歩く、参加無料・事前申込不要のウォーキングイベントコースです。九州各地の魅力を「歩く」ことで再発見していただけるコースをご用意しております。 地元のみなさまによる数々のおもてなしもお楽しみください。
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