第25回参院選は22日、全124議席が確定した。与党は71議席と改選過半数(63)こそ上回ったが、自民党は改選前から9減で単独過半数も失い、勝ったとはいえ微妙な勝ち方。そんな中、山本太郎氏(44)率いる「れいわ新選組」、「NHKから国民を守る党」が支持を集め、政党要件も獲得。既成政党と一線を画す「ネオ野党」の台頭は、永田町政治への有権者の不信を浮き彫りにした。 ◇ ◇ 参院選比例区で1議席を獲得したNHKから国民を守る党(N国)代表の立花孝志氏(51)が22日、次の衆院選では自身を含む、5人の有力候補者を擁立する構想をぶち上げた。 同日未明に初当選を果たしたばかりの立花氏は、都内の事務所で「(候補者は)寄せ集めの5人ではない」と明言。第1候補は北方領土での「戦争発言」で日本維新の会から除名された丸山穂高衆院議員(35)で「すでに丸山議員とは連絡を取り合っている。今週中に直接会談す