東京都は、5月28日までの1週間の新型コロナの1医療機関当たりの感染者数は3.96人と発表しました。 前の週のおよそ1.1倍と、3週続けて増加傾向にあり、専門家は「今後の動向に十分な注意が必要だ」と指摘しています。 都は6月1日、新型コロナの感染状況のモニタリング項目について発表しました。 それによりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、416か所から報告があり、感染者数の合計は5月28日までの1週間で1647人で、1医療機関当たりでは3.96人となりました。 これは前の週の3.53人の1.12倍で、3週続けて増加傾向にあり、専門家は「今後の動向に十分な注意が必要だ」と指摘しています。 また、免疫を逃れやすい性質が指摘されている「XBB」系統の変異ウイルスの割合が増えて、全体の9割に上りました。 これについて専門家は、「新たな変異株の出現やその動向に警戒が必要だ」と