スピードとスピード感は違うし、素早くつくることと雑につくることも違う。 我々の仕事がコードを書くことではなく問題を解決することである以上、どんなに素早くつくるとしても誰のどんな問題を解決するのかは常に意識していなければならない。 その点について深く考えずに思いつきで「A すれば B できるようになる」というものをつくるのは素早いのではなく雑なものづくりだと思っている。 そもそも「〜できる」ということにはあまり価値がないと思っていて、「〜するようになる」「〜してしまうようになる」というように行動が変わるところまで意識的に持っていかなければならないと考えている。 *1 面と向かって他者の行動を変えるのだってめちゃくちゃ大変なのに、インターネット越しに画面だけでユーザーの行動を変えるということがそんなに簡単にできるはずがない。 だから、画面の向こうにいる人に対して何かしらのアクションを引き起こさ