愛知県の大村秀章知事の解職請求(リコール)を巡る署名不正事件で、運動を支援した河村たかし名古屋市長は6日、リコール関係者の証言に基づく独自の調査結果として「昨年10月上旬に複数の人が『署名簿を不正に作ろう』と話し合ったようだ」との見解を明らかにした。河村氏は今回、個人名などの言及を避けているが、これまでに「(不正をしたのは)事務局に決まっとる。主体的にやらんことにはできません」などと事務局の関与を示唆している。 署名不正事件を巡っては河村氏は自身や個人事務所の関係者の関与を一貫して否定する一方、真相解明のため事務所主導で独自調査を実施。この日は市役所内で調査結果の中間報告を発表した。