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ブックマーク / www.amed.go.jp (148)

  • 記憶をつくる分子の働きにドレブリンが関与 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    私たちが物ごとを記憶する時、脳の中のシナプス(※1)と呼ばれる場所のかたちが変わります。このかたちの変化に働く分子として、カルシウムカルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ(以下、CaMKII)とドレブリンという分子が知られていました。これまでは、この2つの分子は独立して働いていると考えられていましたが、今回の研究で、これらの2つの分子は密接に関係していることがわかりました。 シナプスでは多くの分子が働いていますが、CaMKIIは最も詳しく研究されている分子の一つで、記憶形成に重要な働きを担っていると考えられています。私たちの研究グループは、ドレブリンがCaMKIIに結合し共同してシナプスで働いていることを発見しました。 この成果は、神経化学の国際雑誌「ジャーナル・オブ・ニューロケミストリー誌」に掲載されるのに先立ち、オンライン版にて日時間の平成30年6月12日に公開されました。 ドレブリ

    記憶をつくる分子の働きにドレブリンが関与 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/06/14
  • アルツハイマー病における意欲低下の原因を解明―脳内タウ病変を標的にした新たな治療戦略の創出に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    アルツハイマー病患者の脳内に多く蓄積するタウタンパク質1)(以下、タウ)が、意欲低下の原因となり得ることを明らかにした 眼窩前頭皮質2)に蓄積しているタウが多い患者ほど、同部位の神経細胞死や、その部位と他の脳部位を結ぶ線維の障害が重度で、意欲低下も重症となっている タウの脳内蓄積を抑えることで、アルツハイマー病の認知機能障害のみならず、意欲低下の治療や予防もできる可能性が示された 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 平野俊夫、以下「量研」)放射線医学総合研究所脳機能イメージング研究部の島田斉主幹研究員と北村聡一郎協力研究員(同研究部 元博士研究員)らは、千葉大学大学院医学研究院・神経内科学の桑原聡教授らと共同で、アルツハイマー病患者に意欲低下が生じる原因を解明しました。 アルツハイマー病や、認知症の前段階とも言われる「軽度認知機能障害」の際に現れる意欲低下の症状は、社会的孤立

    アルツハイマー病における意欲低下の原因を解明―脳内タウ病変を標的にした新たな治療戦略の創出に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/06/11
  • がんの血管構造を三次元で高精細に可視化―血管を「見ながら」効果のある治療を選ぶ未来の実現へ― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

     高感度のナノ粒子型MRI造影剤※1と高磁場MRI※2を組み合わせることで、がん内部の血管構造を三次元的かつ高精細に観察することに成功した 抗がん剤治療中の血管構造やナノ粒子型MRI造影剤の分布の変化を長期に、安全に追跡できた 治療効果を正確に予測して先手を打つ「見ながら治療(Theranostics)※3」を実現するための重要な技術となる 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 平野俊夫。以下「量研」という。)QST未来ラボの青木伊知男グループリーダー、新田展大技術員らと、徳島大学大学院医歯薬学研究部放射線医学分野の原田雅史教授は共同で、生体内のがん内部の血管構造を立体的かつ高精細に可視化し、治療による血管構造の変化を安全に長期間追跡することに成功しました。 がんが自ら作り出す血管は、がん内部に特殊な構造を形成します。血管の周囲に間質細胞※4や線維化※5による「バリアー」がで

    がんの血管構造を三次元で高精細に可視化―血管を「見ながら」効果のある治療を選ぶ未来の実現へ― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/06/06
  • 細胞質に存在するゲノムDNAの断片が遺伝子発現制御に関わることを発見―生命の新しいバイオロジーを報告― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    細胞質内に存在する断片化したゲノムDNAである「細胞質ゲノムDNA(注1)」が、がん細胞ではない正常状態の細胞でも存在することを明らかにしました。 細胞質ゲノムDNAが正常状態の細胞において遺伝子発現制御に関わることを見出しました。 細胞質ゲノムDNAが近傍の細胞に輸送され、輸送先でも遺伝子発現制御に関わることを明らかにしました。 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野(神経内科)の横田隆徳教授と浅田健特任助教の研究グループは、 がんなどの病的状態では知られていたゲノムDNAからのDNA断片の切り出しが、正常状態の細胞においても同様に起こっており、切り出された断片が、細胞質に存在することを発見しました。また、細胞質ゲノムDNAは、自身の細胞の遺伝子発現制御に関わることを見出し、さらには、細胞外小胞(注2)で近隣の細胞に運ばれ、移動先の細胞においても遺伝子発現制御に関わってい

    細胞質に存在するゲノムDNAの断片が遺伝子発現制御に関わることを発見―生命の新しいバイオロジーを報告― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/06/06
  • 藤田誠 東京大学教授がウルフ賞を受賞 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    東京大学大学院工学系研究科 藤田誠教授が、ウルフ賞の化学部門賞を、Omar M. Yaghi教授(カリフォルニア大学バークレー校)と共同で受賞しました。心からお祝いを申し上げます。 同賞は、ウルフ財団(イスラエル)より、化学、農業、数学、医学、物理、芸術の各部門で優れた業績をあげた科学者、芸術家に与えられる賞で、これまでに日人では、同じ化学部門で野依良治名誉教授が2001年に受賞しています。また、他部門では、南部陽一郎名誉教授、小柴昌俊特別栄誉教授(物理部門)、山中伸弥教授(医学部門)らが受賞されており、ノーベル賞の前哨戦とも言われる賞です。 藤田誠教授は、金属イオンと有機分子を混ぜると、互いに弱い力で引き合い、自然と多面体などの形に組み上がる「自己組織化」という現象を見出し、化学における新しい物質構築手法を開拓した業績が認められ、今回の受賞に至りました。同教授の手法は「結晶スポンジ法」

    藤田誠 東京大学教授がウルフ賞を受賞 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/06/04
  • 筋萎縮性側索硬化症の異常凝集体を除去する治療抗体の開発に成功―ALSの根治治療への道を開く― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    筋萎縮性側索硬化症の異常凝集体を除去する治療抗体の開発に成功しました。 自己分解型細胞内抗体は、細胞内でALSの治療抗体を作らせるシステムで、発症に関わるTDP-43の異常構造のみと結合して分解を進めますが、正常に働いているTDP-43とは反応しません。 自己分解型細胞内抗体はプロテアソームとオートファジーという2大分解経路での分解を促す2つのシグナルを有しており、細胞内で作られた後、速やかに分解されます。 自己分解型細胞内抗体は培養細胞におけるTDP-43の異常凝集体を減少させ、細胞死を著明に抑制しました。 自己分解型細胞内抗体は胎児マウス脳においてもTDP-43の異常凝集体を著明に減少させ、さらに脳内で細胞内抗体を作らせた胎仔マウスは正常に出産、発育をしました。 滋賀医科大学内科学講座神経内科 漆谷真教授、玉木良高 特別研究学生(現 病院助教)らの研究グループは、京都大学大学院医学研究

    筋萎縮性側索硬化症の異常凝集体を除去する治療抗体の開発に成功―ALSの根治治療への道を開く― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/05/31
  • AMED研究開発課題データベース(AMEDfind)公開のお知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    平成27年度(AMED設立年度)以降の課題(年度終了後に順次提供) ①課題名、②研究期間、③研究機関名、④研究者名、⑤配分額、⑥成果報告(特許一覧、成果論文一覧含む。)、⑦研究開発タグ、等 ※「研究開発タグ」とは、研究の性格や対象疾患など、AMEDが特定の視点から俯瞰や抽出することを目的に各研究開発課題に付加したものであり、AMEDfindの特長と言えます。

    AMED研究開発課題データベース(AMEDfind)公開のお知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/05/28
  • 膵臓がんが発生する新たなメカニズムを解明―遺伝子変異とは異なるがんの原因― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    柴田 博史特別研究学生(元京都大学CiRA, 岐阜大学大学院医学系研究科)および山田 泰広教授(元京都大学CiRA、現 東京大学医科学研究所、AMED-CREST)らの研究グループは、膵臓がんが発生するメカニズムとして、遺伝子変異以外のメカニズムを解明しました。 体細胞からiPS細胞へと変化する初期化の過程では、遺伝子の変化を伴わないエピジェネティックな変化によって細胞の性質が大きく変化します。まず元の細胞で働いていた遺伝子の働きが弱くなる脱分化が起こり、更に初期化が進むと多能性を持つ細胞(iPS細胞)へと変化します。がん細胞が発生する際にも、脱分化に似た状態が生じていることが知られています。山田教授らのグループは、がんの原因となる代表的な遺伝子であるKrasやp53の変異によって誘導される膵臓がんを対象として、膵臓の細胞を部分的に初期化することで脱分化を起こし、がん発生に与える影響を検証

    膵臓がんが発生する新たなメカニズムを解明―遺伝子変異とは異なるがんの原因― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/05/25
  • ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告 金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の山田正仁教授、篠原もえ子特任准教授らの研究チームは、認知症の強力な遺伝的危険因子であるアポリポタンパクE(アポE)E4を有する高齢女性において、血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連することを世界で初めて明らかにしました。 将来アルツハイマー病による認知症の発症リスクの高いアポE E4保有女性において、ビタミンCを豊富に含む品を摂取することが認知機能低下のリスクを下げる可能性があることを明らかにした研究成果は、アルツハイマー病の予防法開発につながるものです。 研究成果は、認知症専門誌「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載されます。(オンライン版公開日:日時間 2

    ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/05/23
  • J-ADNI研究によりアルツハイマー病早期段階(軽度認知障害)の進行過程を解明 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    アルツハイマー病の早期段階にあたる軽度認知障害(MCI)の進行過程を追跡したJ-ADNI研究の結果から、MCIの進行過程は日米で極めて似ていることを明らかにしました。 邦には、これまでMCIなどのアルツハイマー病早期段階に関する大規模な臨床研究データは存在しませんでした。今回日人におけるMCIが認知症に進展してゆく過程が初めて明らかになりました。 アルツハイマー病の進行や薬剤効果を早期段階から精密に評価することにより、日でのアルツハイマー病治療薬の開発を、世界と同時進行で加速することが可能となりました。 高齢化とともに邦で急増しているアルツハイマー病(AD)の根治療薬開発は急務です。今後の予防・治療の対象として重要な軽度認知障害(MCI、注1)などの早期段階を、画像診断やバイオマーカーを用いて精密に評価するAlzheimer’s Disease Neuroimaging Init

    J-ADNI研究によりアルツハイマー病早期段階(軽度認知障害)の進行過程を解明 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/05/09
  • 世界初!C型肝炎患者の腸内フローラ異常を解明―腸内フローラの正常化による肝炎悪化・肝がん予防の可能性― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 世界初!C型肝炎患者の腸内フローラ異常を解明―腸内フローラの正常化による肝炎悪化・肝がん予防の可能性― 名古屋市立大学大学院医学研究科の田中靖人教授、井上貴子講師は、九州大学大学院農学研究院の中山二郎准教授、奈良県立医科大学、愛知医科大学との共同研究の成果として、C型肝炎ウイルス(HCV)の持続感染が腸内フローラを変化させ、病状が悪化するにつれて腸内フローラの破綻(dysbiosis)(注1)が進むことを世界で初めて証明しました。これらの結果は、C型肝炎悪化のメカニズムや病態の解明、新薬の開発に道を開く可能性を示しました。研究は米国科学雑誌「Clinical Infectious Diseases(クリニカル・インフェクシャス・ディジーズ)」の電子版(5月1日付)に公開されます。 肝機能正常HCVキャリア(PNALT)(注2)でも、すでに腸内フローラに変化が現われている。

    世界初!C型肝炎患者の腸内フローラ異常を解明―腸内フローラの正常化による肝炎悪化・肝がん予防の可能性― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/05/02
  • 片岡一則 川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンターセンター長、酒井敏行 京都府立医科大学大学院教授が高松宮妃癌研究基金学術賞を受賞されました | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    成果情報 片岡一則 川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンターセンター長、酒井敏行 京都府立医科大学大学院教授が高松宮妃癌研究基金学術賞を受賞されました 片岡一則 川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンターセンター長、酒井敏行 京都府立医科大学大学院教授が「平成29年度 高松宮妃癌研究基金学術賞」を受賞されました。 この賞は、がんの領域において特に優れた業績を挙げた日人の学者・研究者に贈呈されるものです。 片岡センター長の受賞は「臨床への応用を目指した高分子ミセル型抗がん剤送達システムの創製」に関する研究業績が評価されたものです。 片岡センター長は、「DDS技術」分野で、実装する薬剤(核酸等も含む)、標的とする臓器・細胞・分子の特性に合わせて、ナノ粒子を構成する分子を精密設計する革新的技術の研究開発を行ってきました。片岡センター長の代表的な実績として、白金製剤のがん組織への選

    片岡一則 川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンターセンター長、酒井敏行 京都府立医科大学大学院教授が高松宮妃癌研究基金学術賞を受賞されました | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/04/25
  • 前立腺がんを神経様の形態へと悪性化させる因子の発見と診断・治療への応用 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 前立腺がんを神経様の形態へと悪性化させる因子の発見と診断・治療への応用 東京都健康長寿医療センター研究所の井上聡研究部長、高山賢一研究員は、従来治療が効かなくなった前立腺がんにおいてより悪性度の高い神経様形態への変化を引き起こし、男性ホルモンであるアンドロゲンの効果を増強する新たな仕組みを見出しました。進行した前立腺がんではホルモン療法注1)によりアンドロゲンの効果を抑制する治療が行われますが、次第に効果が得られなくなることが問題となっています。今回ホルモン療法抵抗性のがんの悪性化の過程における神経様の形態への変化において新たなタンパク質COBLL1(コブルワン)が働く仕組みを発見し、前立腺がんの新しい診断、治療標的となりうることも証明しました。この研究成果は、前立腺がんの今後の治療法の開発や再発・難治化の病態解明に大きく貢献するものと期待されます。研究は、日医療研究開

    前立腺がんを神経様の形態へと悪性化させる因子の発見と診断・治療への応用 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/04/24
  • EBウイルス由来の分泌性小分子RNAはまわりの環境を変化させ腫瘍を引き起こす | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース EBウイルス由来の分泌性小分子RNAはまわりの環境を変化させ腫瘍を引き起こす がんウイルスであるEpstein-Barrウイルス(EBV)(注1)は感染細胞を腫瘍化させます。EBV陽性のB細胞リンパ腫は、細胞外小胞の一種であるエクソソーム(注2)の分泌により周囲のマクロファージの活性を制御し、腫瘍細胞の増殖を促すことが明らかになりました。 エクソソーム中に含まれるEBV由来小分子RNA(注3)により、マクロファージにおけるTNF-a、IL-10などの合成が活発になりました。これらの働きにより、マクロファージがリンパ腫の生存を促す「炎症性ニッチ」(注4)の構築に貢献します。 血液細胞の大部分がヒト由来の細胞に置き換えられた「造血系ヒト化マウス」(注5)を用いたEBV感染モデルにおいて、マクロファージを消失させると、同時にリンパ腫細胞も減少しました。 EBV陽性びまん性大細胞型

    EBウイルス由来の分泌性小分子RNAはまわりの環境を変化させ腫瘍を引き起こす | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/04/23
  • 世界初!胃酸分泌を担う胃プロトンポンプの構造を解明―胃酸抑制剤結合構造と強酸に対してプロトンを吐き出す仕組み― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 世界初!胃酸分泌を担う胃プロトンポンプの構造を解明―胃酸抑制剤結合構造と強酸に対してプロトンを吐き出す仕組み― 名古屋大学細胞生理学研究センター/大学院創薬科学研究科の 阿部 一啓 准教授、藤吉 好則 客員教授らの研究グループは、消化にとって重要な胃酸分泌を担う(“酸”を胃の中に汲み出す)胃プロトンポンプの構造を原子レベルで解明することに成功しました。 今回、明らかになった構造は、現在、医療用に用いられている胃酸抑制剤(vonoprazan、商品名:タケキャブ®)との複合体構造であり、既存の薬剤の改良および新規薬剤開発のためのテンプレートとなることが期待されます。また、ヒトの体内において、他に類を見ない胃の強酸性環境が、どのような仕組みで作り出されているのかを説明する重要な発見がなされました。 この研究成果は、平成30年4月5日付(日時間午前2時)英国科学雑誌「Natur

    世界初!胃酸分泌を担う胃プロトンポンプの構造を解明―胃酸抑制剤結合構造と強酸に対してプロトンを吐き出す仕組み― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/04/06
  • 顔の好みを好き・嫌い両方向に変化させるニューロフィードバック技術を開発 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 顔の好みを好き・嫌い両方向に変化させるニューロフィードバック技術を開発 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR) ブラウン大学認知言語心理学科 国立研究開発法人日医療研究開発機構(AMED) 研究成果のポイント 従来のヒト脳研究では、異なる脳領域がそれぞれ別の認知機能に関わるとされてきた。 研究では、最先端のニューロフィードバック技術(Decoded Neurofeedback, DecNef)を用い、単一の脳領域内の異なる活動パターンが、それぞれ異なる認知機能の変化を引き起こすことを証明した。 具体的には、高次の脳領域(帯状皮質)にDecNefを適用し、重要な社会認知機能である顔の好みを、好き・嫌い両方向に変化させることに世界で初めて成功した。 成果は、帯状皮質が好き・嫌いという異なる認知機能の両方に関わることを意味する。 研究の過程でDecNefの高度化に

    顔の好みを好き・嫌い両方向に変化させるニューロフィードバック技術を開発 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/04/05
  • 委託研究開発契約書の紛失について | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    当機構において、年3月15日までに一部の委託研究開発契約書が当機構内で紛失するという事案が発生しました。 事案発生後、関係者に事実確認を行うとともに当機構内で徹底した捜索を重ねてまいりましたが、現時点において発見に至っておりません。 このような事態を引き起こすことにより、関係の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけいたし、深くお詫び申し上げます。 現時点において、当該委託研究開発契約書が外部に持ち出された事実及び当該情報が外部に漏えいされた事実は確認されておりません。 契約書の取扱いに関する業務手順を全体的に再確認し、契約書の保管状況の見直し、契約書のファイリング状況チェック等を講じることにより、再発防止に努めてまいります。 【紛失した案件】 23件の委託研究開発契約書(16研究機関分)

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    cknbstr 2018/03/30
  • 「医療機器開発のあり方に関する検討委員会」の検討結果及びこれを踏まえたAMEDの対応等について | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 「医療機器開発のあり方に関する検討委員会」の検討結果及びこれを踏まえたAMEDの対応等について 社会環境が大きく変化する一方、革新的技術が次々と登場しており、医療のあり方は大きく変化しようとしています。 AMEDでは、平成29年12月に「医療機器開発のあり方に関する検討委員会」を設置し、「医療機器開発の注目領域」と「AMEDにおける医療機器開発支援の方向性」について検討を行ってきました。 このほど「医療機器開発のあり方に関する検討委員会」の報告書が取りまとめられるとともに、AMEDとしての今後の対応を取りまとめました。 昨今、少子高齢化の進展、新興国市場の台頭など、社会環境が大きく変化する一方、遺伝子解析/編集技術AI、IoTなど、革新的技術が次々と登場しており、医療のあり方は大きく変化しようとしています。そうした中、日医療研究開発機構(AMED)をはじめとする医療機器

    「医療機器開発のあり方に関する検討委員会」の検討結果及びこれを踏まえたAMEDの対応等について | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/03/22
  • 翻訳を促進するアンチセンスRNAの機能解析―遺伝子機能の低下を回復させる核酸医薬への応用に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 翻訳を促進するアンチセンスRNAの機能解析―遺伝子機能の低下を回復させる核酸医薬への応用に期待― 理化学研究所(理研)ライフサイエンス技術基盤研究センタートランスクリプトーム研究チームの高橋葉月リサーチアソシエイトとピエロ・カルニンチ チームリーダーらの研究チームは、メッセンジャーRNA(mRNA)[1]と結合してタンパク質の合成を促進するアンチセンスRNA[1]「SINEUP(サインアップ)[2]」の機能解析を行い、標的となるmRNAに最適なSINEUP配列を設計する手法を開発しました。 SINEUPは、マウスの脳で発現するアンチセンスRNAとして発見され、ゲノムに散在する短い反復配列(SINE B2因子[3])を持ち、標的mRNAのタンパク質合成を翻訳の段階で促進(UP)する機能からこの名が付けられました。SINEUPの翻訳促進機能は、mRNAと相補的な配列を含む「結合

    翻訳を促進するアンチセンスRNAの機能解析―遺伝子機能の低下を回復させる核酸医薬への応用に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/03/15
  • 難治性がんに腫瘍抑制効果を示すマイクロRNAを同定 ―マイクロRNAを用いた抗がん核酸薬による新規がん治療戦略への期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    プレスリリース 難治性がんに腫瘍抑制効果を示すマイクロRNAを同定 ―マイクロRNAを用いた抗がん核酸薬による新規がん治療戦略への期待― 1,090種類のマイクロRNAを搭載したマイクロRNAライブラリーの機能的スクリーニングにより、強力な抗腫瘍効果をもつマイクロRNA(miR-3140)を同定しました。 miR-3140は、がん遺伝子として知られているBRD4やEGFRを制御することで、多種のがん細胞増殖を抑制することを見出しました。 miR-3140はBRD4-NUT融合遺伝子を抑制することで、難治性がんのNUT Midline Carcinomaへも抗腫瘍効果を発揮することがわかりました。 miR-3140の投与による、新規核酸抗がん薬開発への応用が期待できます。 概要 東京医科歯科大学・難治疾患研究所・分子細胞遺伝分野の玄泰行助教、村松智輝助教、稲澤譲治教授と大学院医歯学総合研究科

    難治性がんに腫瘍抑制効果を示すマイクロRNAを同定 ―マイクロRNAを用いた抗がん核酸薬による新規がん治療戦略への期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
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    cknbstr 2018/03/15