競技としてのドリフトとは ――日本はドリフト競技の発祥国と言われていますが、世間的には「ドリフト」という競技を知らない人も多いと思います。はじめに、競技としてのドリフトについてご説明いただけますか? 下田紗弥加(以下下田) いわゆるF1のようなレースが「速さ」を競うのに対して、ドリフトは「迫力」や「芸術性」を競う採点競技というのが大きな特徴です。車を滑らせている時の角度や速さといった基準から、どれだけ魅せる走りができているかを点数化するんですね。ちょうど、スピードスケートに対するフィギュアスケートにあたるイメージとでも言いましょうか。 ――競技中の写真を拝見しているだけでも迫力がすごいです。 下田 一般的なレースと比べると、ドリフトの大会は小さめのサーキットで開催されるので、お客さんはスタートからゴールまでの様子がまるごと見渡せるぶん、現地の迫力は更にすごいですよ。現場のギャラリーの一体感
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