OracleのSQLのパフォーマンスチューニングと聞いてどのような印象を受けるだろうか。割とDBにチャランポランな俺のイメージでは、Oracleを知り尽くした玄人が固有の黒魔術的なパラメータをあれこれいじると不思議と性能が改善するという、中々に脳内お花畑な絵図がよぎる。勿論実際にはそんなことはなくて、怪しいSQLには怪しくなるだけの理屈が存在するのであり、Oracleの知識やツールを駆使してそれらの予防や改善を図るのがSQLのチューニングということになる。 なんとなくはわかっていたことではあるが、Oracleが重くなるというのはアプリケーションから発行されるSQLが悪いことが大半である、という指摘は個人的には刺さるものがあった。アプリケーションはロジックなどフローの世界であるが、SQLはテーブルが単位の集合の世界であり、根本の原理がベツモノである。そのため、ロジックの世界の思想でSQLに接

