今年の箱根駅伝は、下馬評通り絶対王者・青山学院大が3連覇。テレビ中継は正月の風物詩として平均視聴率27.8%を叩き出した。 その圧倒的な注目度から、近年はあの手この手で中継画面に映ろうとするファンやパフォーマーが沿道に集まるようになっている。中でも、一部の駅伝フリークの間でその存在が知られているのが、毎年7区・二宮のポイントに現われるコスプレ集団「フリーザ様」だ。 漫画『ドラゴンボール』のボスキャラ・フリーザに扮した4人組で、本誌の「EKIDEN NEWSプレゼンツ『全区間完全ガイド』」(1月1・6 日号)でもその存在を紹介した。しかし、彼らの素性や経歴、なぜフリーザのコスプレを選んだのか、といった詳細は謎に包まれていた。今回、本誌記者は1 月3日の二宮・押切坂のポイントを訪れ、主要メディア初となるフリーザ様への直撃取材に成功した。
「女性医師(内科医)が担当した入院患者は男性医師が担当するよりも死亡率が低い」――。米国医師会の学会誌で発表された日本人研究者(米国在住)の論文が、現地のワシントンポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナルなどの有力一般紙がこぞって取り上げるほどの騒ぎとなった。『死にたくなければ女医を選べ! 』という報道まであったという。果たして、女性医師に診てもらった方が安全なのだろうか。日本でも当てはまることなのだろうか。その論文を書いたハーバード公衆衛生大学院の津川友介氏に取材してみた。(医学ライター 井手ゆきえ) 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(厚生労働省)によると、2014年12月31日現在の医師数は31万1205人で、このうち病院や診療所で働いている医師は29万6845人、男性医師が23万6350人、79.6%、女性医師が6万495人、20.4%だった。 診療科別では圧倒的に内科医が多く
新人映画監督に贈られる日本映画製作者協会の新藤兼人賞。2016年の授賞式で、映画監督でもある俳優の津川雅彦(76)が乾杯のあいさつに立った。 「日本映画がすばらしいのは、安く作ってもいい作品ができることだ」 とほめた。一方で、こうぶちあげた。 「配給会社は利益を吸い取る。制作側がもうかるわけがない」 絶好調の日本映画だが、手放しで喜べないという関係者は多い。理由の一つが「配給会社だけがもうかる」現状だ。冒頭の式にも出席していたある映画関係者が打ち明ける。 「津川さんの指摘は正しい」 作品によって異なるが、日本では興行収入の5~6割を映画館が持っていき、あとは宣伝費に数億円、残りの3割程度が配給会社に入る。さらに残った分を製作委員会が分け合い、実際に手を動かした制作者の手元には、どんなにヒットしても最初に決めたギャラ以外入らないことが多い。 ●映画作りには多様性 「誰も知らな
テニスの全米オープン男子シングルス準々決勝で世界ランク7位の第6シード、錦織圭(日清食品)が同2位で第2シードのアンディ・マレー(英国)を破る大金星をあげた。1-6、6-4、4-6、6-1、7-5で勝利。今大会優勝候補の最有力候補に挙げられていたマレーの撃破は全世界に衝撃を与えている。 【画像】写真で振り返る錦織圭の今シーズン大会成績 今年は全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドンとグランドスラム3大会で決勝進出を果たし、ウィンブルドンでは自身2度目の優勝を達成したマレー。今夏のリオデジャネイロ五輪でも金メダルに輝いた。その好調マレーを錦織はフルセットの末に破り、2年ぶりの4強進出を果たした。 これを受け、マレーの母国である英公共放送BBC電子版は「USオープン2016 ケイ・ニシコリはアンディ・マレーを5セットの戦いで呆然とさせ、準決勝に進出」との見出しで速報。1セット目を先取した
米オレゴン州に住むカーク・アレクサンダーさん(48)が、瀕死の重体で発見された。彼の命を救ったのはドミノ・ピザの店員だったという。 アレクサンダーさんはピザが大好物。過去7年間にわたり、近所のドミノ・ピザからほぼ毎日のようにデリバリーを頼んでいた。しかし先週日曜、この店でドライバーとして働くトレイシー・ハンブルンさんがふと気がついた。アレクサンダーさんからの注文が11日間も途絶えている──。 心配になったハンブルンさんは、アレクサンダーさんの家を訪ねたがノックしても反応はない。呼びかけるも返事はなく、電話をしてもすぐ留守番電話になってしまう。窓から家の中をのぞくと、テレビが付けっぱなしになっている。何かあったに違いない、とハンブルンさんは911に通報した。 駆けつけた保安官が、床に倒れて助けを請うアレクサンダーさんを発見し、病院へと緊急搬送。保安官事務所のスポークスマンによると、発見
「すべては計算どおり」!? 春アニメ屈指の好スタートを切った『リゼロ』、注目はやっぱりヒロイン・エミリア!【春アニメ・スタッフインタビュー】 なぜか異世界へと迷い込んだ主人公、ナツキ・スバル。彼は銀髪の美少女エミリアと出会い、ふとしたことから事件に巻き込まれてしまう。そこで彼は、命を落とすとなぜか時間が巻き戻るという、 “死に戻り”とでも呼ぶべき自分の能力に気づく。幾度もの“死に戻り”を超え、スバルはエミリアのために、悲劇を回避すべく奮闘する――! 話題作・注目作が多い春アニメの中でも、放送第1話目がやる気満々の1時間拡大枠、しかも“死に戻り”という新しいタイプのタイムリープの仕組みと特異性をしっかりと丁寧に描き、注目を集めた『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、『リゼロ』/テレビ東京系)。原作は小説投稿サイト「小説家になろう」(以下、「なろう」)にて掲載され、その後KADOKAWA
今も昔も、シリコンバレーはエンジニアたちにとって憧れの地だ。多くのテクノロジーが日々生み出されている場所で働くのはどんな感じなのか。現地で長く暮らす日本人エンジニア4人による「覆面座談会」。 覆面座談会の参加者 Sさん / ビジネスソフト会社で品質管理担当。米大学院卒。現在4社目。 Mさん / ソフトウェアエンジニア。日本で就職後、アメリカに留学。現在3社目。 Oさん / 半導体関連企業のハードウェアエンジニア。米大学院に留学。現在1社目。 Nさん / スタートアップのUXデザイナー。日本の大学卒。現在3社目。 ーお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。まずはこちらでの生活について話を聞かせてください。 M:最近、問題になっているのは、なんといっても家賃の高さ。サンフランシスコだと、2ベッドルーム(日本でいう2LDK)のアパートの家賃が平均で5,000ドル(約60
2016年、日本サッカー界を代表する孤高のレジェンド、三浦知良が、プロ契約30年という節目を迎えた。ブラジル時代、Jリーグ発足時から日本代表での栄光と挫折、欧州リーグへの挑戦、逆境からの再起、そしてこれから──。『アエラスタイルマガジン 30号』(朝日新聞出版)であますところなく語ったカズのサッカー人生。その一部を紹介する。 * * * カズがブラジルのサントスFCでプロデビューしたのは1986年2月のことだ。このとき19歳。日本人プレーヤーは、屈辱を味わい、時に嘲笑されながらも成長し、やがて誰もが知るトッププレーヤーへと駆け上っていく。 1990年に帰国したカズは、1993年のJリーグのスタートとともに、日本サッカーの顔として走りだす。「ドーハの悲劇」を味わったあと、アジア人として初めてイタリア・セリエAの門をたたいたカズは、その後も日本代表のエースとして君臨しつづける。 し
経営再建中のシャープは2月25日午前の臨時取締役会で、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の買収提案を受け入れることを決めた。が、鴻海は同日午後、シャープとの資本提携契約への調印をしばらく見合わせると声明文で、明らかにした。24日に「シャープが新たな重要文書を鴻海に示したこと」が理由という。 【詳細画像または表】 声明文は同日午後5時ごろ、台湾国内の複数の報道機関に対し、広報責任者・黄欽旻氏の名義のメールで発表された。声明文によると、シャープが24日朝、新たな重要文書を鴻海側に提示したため、鴻海はシャープ側に対し、「われわれは内容を精査しなければならず、両社の共通認識が成立するまでは調印をしばらく見合わせる」と、25日のシャープの臨時取締役会が行われる前に伝えたという。
徹底的に埼玉をディスりまくり、「全埼玉が泣いた!」と言われる(?)話題の漫画『翔んで埼玉』。ネットでじわじわと話題になっていたところ、テレビで取り上げられたことで一気に拡散、『パタリロ!』を知らない世代まで巻き込んで大騒動になっている。そしてついに絶版となっていた同作が復刊されることになった。それにしてもなぜこんな世にも恐ろしい抱腹絶倒の作品が生まれたのか? 作者である魔夜峰央先生に、埼玉県民が直撃インタビュー!漫画家 魔夜峰央 1953年新潟県出身。73年『見知らぬ訪問者』でデビュー。78年『パタリロ!』の連載を開始、ギャグ、ミステリー、サスペンス、SF、ホラー、アクション、スパイ、BL、時代劇などありとあらゆるネタが展開される作風で絶大な人気を集め、82年にテレビアニメ化、83年に映画化された。『パタリロ!』は現在も『別冊花とゆめ』『MELODY』(白泉社)にて連載中で、少女漫画界最
「書を捨てよ、町へ出よう」そう言ったのは劇作家の寺山修司だが、喫茶店のゴミ箱に大量の資料を捨てて雑踏に消えて行ったのは、朝日新聞の記者だったのか。問題は、そこに書かれていた内容である。 *** 本誌(「週刊新潮」)にその資料が送り付けられたのは、晩秋のとある日のこと。提供者いわく、喫茶店の客が捨てたものだという。 「11月18日の夜、都内の喫茶店にいたら大量の資料をテーブルに広げている男性がいたんです。チラッと見たら、安倍総理のスケジュールみたいなことが書いてある。“政府の人か新聞記者かな”と思っていたら、紙束をバサッとゴミ箱に突っ込んで出て行ったのです」 男性は、40代ぐらい。ジャケット姿でサラリーマン風だったという。 「男性が店にいたのは20分ぐらい。まるで、資料を捨てるために来たような感じでした。破いたり、クシャクシャにせず、丸のまま捨てたことにビックリ。お店の人に声をかけ
現在、単行本9巻まで刊行されている七月隆文氏のライトノベル『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』(一迅社文庫)。同作は、来月よりTVアニメ化(TOKYO MXほか)されるのだが、同アニメで有栖川麗子役を務める声優・立花理香が、ちょっと変わっいておもしろいと話題を呼んでいる。 『アイドルマスター シンデレラガール』(TOKYO MXほか)で小早川紗枝役を務めている立花。ただ、自身で「長い間おつき合いできるキャラクターにお会いしたのは、紗枝ちゃんが初めて」と語るとおり、声優としてのアニメ出演歴はほとんどない。もともとは、『本気!アニラブ』(文化放送 超!A&G+)のパーソナリティや、『女の子宣言!アゲぽよTV』(MBS)など、ラジオやテレビを中心に活動するモデル、タレント。しかし活動する中で、「この先は声の仕事を軸にしていきたい、私がなりたいのは声優なんだ」という気持ちに行
最終回から2カ月余り。NHK連続テレビ小説「マッサン」人気の、思わぬ置き土産だ。 主人公のモデルとなった竹鶴政孝が創業したニッカウヰスキー。その2大ブランドである「余市」「宮城峡」の長期熟成酒“10年”“12年”“15年”が、商品棚から姿を消してしまうという。正式発表を前に卸問屋や一部のバーには話が伝わり、噂を聞きつけた洋酒好きの中にはボトルキープを急ぐムキもある。当のニッカに尋ねると――。 「8月末で『余市』と『宮城峡』の現行ラインナップは終売させていただきます。おかげさまで非常に好調な売れ行きで、このままでは原酒が底を突いてしまうため、9月から新商品を販売予定です。ブランド名がなくなるわけではございません」(ニッカ親会社のアサヒグループホールディングス広報部門) 今年1月から4月までにニッカが販売した国産ウィスキーの累計は、対前年比で157%。ビールなどの醸造酒であれば需要に応じ
千里眼のように需要を先読みしてくれるはずだった、コマツ自慢のコンピュータ需要予測システムが狂った。 コマツは4月27日、2016年3月期連結決算は純利益が前期比10.4%減の1380億円となり、2期連続で減益になる見通しだと発表した。同社は、記者会見で2期連続減益の要因を「中国経済減速で建設・鉱山機械の市場が20〜25%縮小した。新興国でも需要が減少している」と説明した。 同日に発表された15年3月期連結決算は、売上高が前期比1.3%増の1兆9787億円、営業利益が同0.7%増の2421億円、純利益が同3.5%減の1540億円だ。ほかの輸出企業と同様、円安の恩恵を十分に受けながら、売上高も営業利益も前年比横ばいを保つのがやっとだった。 同社は、12年度に策定した中期経営計画(13〜15年度)で、建設・鉱山機械需要は13年度を底に徐々に回復すると予測していた。ところが、中国の経済成長減
脚本家の北川悦吏子さんが、難病を患っていたことを初めて告白。病との過酷な闘いのなか、自身が書いたドラマのセリフに励まされることもあったと言う。 * * * 10万人に1人の割合で発症するといわれる病に二つかかりました。 一つは、ここで初めて明かしますが、国が指定する難病の「炎症性腸疾患」です。1999年の夏、人間ドックで見つかりました。大腸などの粘膜に慢性の炎症や潰瘍が起こる病気で、ほどなく倒れ、闘病生活が始まりました。もともと腎臓に持病があり、16歳のとき医師から「子どもは産めない」と言われました。 けれど93年に結婚して、97年に思いがけず妊娠、娘を出産。その負担が大きかったのかもしれませんが、産んでよかったと心から思っています。 闘病生活は十余年に及びました。なんとか工夫して連ドラを書き続けましたが、痛みがひどい時は、時間の経過すらわからなくなる。 さまざまな薬や、新
先月、1カ月にわたって日本経済新聞紙上に連載された「私の履歴書」は、ビジネスマンの間で「面白すぎる」と評判を集めた。 「お、ねだん以上。」のCMで知られる、家具小売り大手「ニトリホールディングス」の似鳥昭雄社長(71)が、裸一貫から“一代”で国内外約350店舗、年商約4000億円の一大企業を築き上げるまでの半生を語ったのだ。 だが、「あそこに書かれていることは嘘ばかり!」と厳しく批判する人物がいる。似鳥氏の実母・似鳥みつ子さん(94)である。ニトリ創業の地、札幌で一人暮らしを続けるみつ子さんは、「週刊文春」の取材に約2時間にわたって怒りをぶちまけた。 例えば、極貧だった少年時代のエピソードが「私の履歴書」では随所で語られているが、みつ子さんはこう憤る。 「確かに、昭雄が6歳くらいになるまで家は貧しかった。けど、ヤミ米の仕事を始めてからは裕福になったの。あの頃、まだ珍しかった三輪自動
約50か国が参加表明している中国主導の「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」に日本も参加すべきかどうかをめぐり賛否両論が入り乱れている。ドイツ首相からも参加を呼び掛けられ、政府に参加を促す意見が大きくなりつつある。中国は国内事情のためにAIIBを創設するのだと喝破する大前研一氏が、参加するのは愚の骨頂と断言する理由は何か。同氏が解説する。 * * * これまで中国は世界の歴史に例がないほど長大・膨大な高速道路や高速鉄道、港湾、空港などを建設し、大がかりな都市開発を推進してきた。たとえば、1990年代の初めには16しかなかった100万都市が今や200に上り、高さ200m以上の超高層ビルが345もあって世界一多い。高速鉄道網は2015年末に総延長が2万5000kmに達する計画だ。 ところが、そういうインフラを建設してきた中国国内の鉄鋼・機械メーカー、鉄道車両メーカー、建設会社、セメントメ
前半戦が終了した今年の統一地方選挙。後半戦も多くの自治体で選挙が行われるが、東京都新宿区の区議会選挙では、異色の“日本人”が立候補する予定だ。それが、李小牧(り・こまき、リ・シャム)氏である。 日本在住27年、留学生として来日した後、同区内にある日本一の歓楽街・歌舞伎町の「案内人」として著書も多数あり、日本でも知名度が高い人物だ。李氏は今年2月に日本国籍を取得したばかり。なぜ李氏は今回の地方選挙に出馬するのか。李氏の胸の内を聞いてみた。 ――日本国籍を取得してわずか2カ月。日本国籍者として早速の権利行使です。 【詳細画像または表】 すべては私の好奇心からです。私はもともと好奇心が強い人間。そして、日本に住みながら日本と中国のことを考えてきたのですが、その考えと好奇心が立候補へと押し上げました。 ■ 「中国ではできないこと」が、日本ではできる ――帰化申請前から「民主主義をしてみた
◆プロゲーマーとはどんな仕事? プロゲーマーとは、ゲームをプレイしてお金を稼ぐプレイヤーのこと。ゲーム大会の優勝賞金や、スポンサーとの契約料などが主な収入源となるが、海外のトップクラスの選手になると、1億円超の年収があるといわれている。 海外では、ゲームをスポーツ競技と考える動きが早くから広まっており、ゲームは“e-sports”と呼ばれて親しまれている。 例えばアメリカでは、PC向けゲームの『League of Legends』(以下、『LoL』) の公式大会“League Championship Series ”をプロスポーツとして認定。海外の出場選手にはプロアスリートビザが発行され、MLBやNBAといったプロスポーツの外国人選手と同じように扱われる。 また、韓国でもe-sportsが非常に盛んで、“学生のなりたい職業”の2位にプロゲーマーが選ばれるほど人気を博している。
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