昼飯を食べていて気になった。 野菜だけれど、歯ごたえも風味もサラダ的な役割からは遠い。 見た目も、緑色はともかくあのヘアスタイルはトライポフォビアにはつらいかもしれない。 そして、どのタイミングで食えば良いのか。最初に端をつける感じでもないし締めに持ってくるのも仰々しい。かといって「箸休め」というほど休まるものでもなく、どちらかというと「皿の上にあるものをなくす」という義務感というか心理的負荷があるような気がする。 しかし、ここでふとブロッコリー農家の人に思いを馳せる。汗水流して丹精込めて育てたブロッコリー。 主菜になることはなくても食卓に存在感を示す。異国の空気ではなく普段から吸っている空気のような存在。いなくなってから気付く、湧き上がる家族のような親愛。ありがとうブロッコリー。きみの栄養価は素晴らしい。 昼休みが終わる…
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