◆記事:脱線事故 周りの言動で心に傷 (NHK) 107人が死亡し、555人がけがをしたJR福知山線の脱線事故から、25日で1年になります。 NHKが事故でけがをした乗客にアンケートしたところ、事故で体や心が傷ついただけでなく、事故のあと、周りの人の言動などで心に新たな傷を負ったという人が回答者の半数近くを占め、 心のケアに周りの理解が欠かせないことが明らかになりました。 NHKは、福知山線の脱線事故から1年になるのを前に、事故でけがをした乗客のうち、連絡先のわかったおよそ450人にアンケートへの協力を依頼し、35%にあたる157人から回答を得ました。 この中で、東京都精神医学総合研究所がまとめたPTSDについての設問に基づいて尋ねたところ、回答者の39%にあたる59人が、事故を思い出して眠れなくなったり、神経が過敏になったりするなど、 PTSDになっているおそれが高いことがわかりました。