FTアルファヴィルのグウェン・ロビンソンが面白い記事を書いています。 為替の妥当水準を測る方法にビッグ・マック・インデックスというのがあることが知られています。 ビッグ・マック・インデックスは英国の『エコノミスト』誌が出している指標で、2国間の購買力平価(PPP)を測るモノサシです。 なぜビッグマックが使われるかと言えば、マクドナルド社は世界の店舗で売られるハンバーガーにほぼ同一の品質規格を課す一方で、各国のローカルのフランチャイジーに材料の仕込み価格の交渉を任せていることから、各国でビッグマックを作る本来のコストがビッグマックの価格設定に反映されやすいからです。 これが公表された時点でのレートはFTアルファヴィルによると87.2円だったそうです。 ところが8月上旬にマクドナルドは「夏のキャンペーン」でビッグマックの値段を200円に値下げしました。FTアルファヴィルは「これで計算し直すと、