安物買いの銭失い...開発をアウトソースしてはいけないという事例、という題名でボーイング787開発の苦境を紹介したのが2007年12月8日。あれから3年ちょっとが過ぎ、未だに787は就航していない。 その787の状況を取り上げたLAT 2月15日記事をNaked Capitalismが解説している。まずはNaked Capitalism記事要点から。 Boeing’s Multi-Billion Outsourcing Fiasco アウトソーシングは、言われているほどコスト削減にはならない。 例えば製造業での工場人件費は製造原価の10%〜13%程度。そこを海外の安い労働者に任せてもそれほど大きな効果は得られない。 一方でアウトソースは余分な費用・リスクも発生する。 分業が進むことによる「Point of Failure(単一障害点)」の増加。 問題発覚の遅延。 現地社員の教育。 立ち上げ