営業職は頭も体も使わず、気ばかり使って疲弊する仕事というイメージで、とかく人気がない。しかし、営業職の真骨頂とは、そうした苦労は馬鹿げたものだと割り切った上で、如何にそういう馬鹿な営業をしないですませるかなのだ。 企業にとって最高の商売のあり方とは、宣伝も営業もしなくても、勝手に商品が売れて行く状態である。こういう状態に持ち込めば、新たに宣伝費もかからないし、営業費用もいらないので、利益率は格段に向上する。願わくは、新規開発すら必要なく、ただ単に同じものを作り続けていれば延々と売れて行くのが理想だ。わざわざ時間を割いて出向いて行き、ごまをすったり、媚びへつらったり、接待したりするのは、もちろん無駄以外の何物でもない。肝心なのは、そういう無駄を如何に省くか、なのである。 具体的に説明するため、筆者の身近な人物を取り上げよう。筆者の直接の上司である営業部長は、パワハラ一歩手前の剛腕上司で、部下
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