2006年からスタートした地域団体商標制度をひとつのきっかけに、「地域ブランド」の取り組みが全国で行われています。 夕張メロン、大間まぐろ、といった伝統的に定着し、成果を上げる地域ブランドが商標登録する一方、玉石混交の「なんちゃって地域ブランド」活動も多数発生。一部の成功事例をネタに地元団体と名ばかりコンサルが組んで、補助金目的で取り組み、結局は頓挫することが繰り返し行われています。 「地域ブランド化」で陥りやすい罠 そもそも大抵の地域において、いきなり地域ブランド化を進めるのは合理的ではありません。失敗する背景には、主として3つの理由があります。 理由1:ブランド化に適さない凡庸な「地域」と「商材」 地域ブランドは「一定の知名度のある地域」で「特徴ある商材」がセットになることによって、成立します。 そもそも名前だけで地域の特性やストーリーを誰もがイメージでき、価値が上がるブランド力の地域
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