本に関するcocodemiのブックマーク (80)

  • 言葉の断捨離 -『ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観』 - HONZ

    早いもので、もう4月。新しい年度を迎えて、新社会人、新入生など、新しい生活へと身を転じることになる方も多いのではないだろうか。 新しい環境に入ると、えてして慣れるまでに時間を要するものであるが、この要因の一つに文脈の把握に時間が掛かるということが挙げられる。話している言葉そのものは理解できても、当の意味で理解できるようになるには、その組織体の文化を含めた背景がきちんと理解されている必要があるのだ。ほんの些細なことでさえも、異文化間で解釈が大きく異なるということは起こりうるものである。 そんな中、書の著者の異文化体験のユニークさは、群を抜いている。ブラジルの先住民、ピダハンの人々と30年以上にわたってともに暮らし、彼らがどのように世界を見て、どのように理解しているのかを観察し続けたのだ。当初の目的はキリスト教の伝道師として、布教活動を行うこと。しかし、そこでの生活は著者の運命を大きく変え

    言葉の断捨離 -『ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観』 - HONZ
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    cocodemi 2013/04/02
  • 『ミドリさんとカラクリ屋敷』 - HONZ

    『ミドリさんとカラクリ屋敷』 鈴木遥(著) 集英社 (2011/05/26) 映画になりそうなだ。 私だったら、オープニングは、ミドリさんが病院に入ってきて「女の水戸黄門だ」と言われているシーンにする。その後、時代を遡り、女子高生が自転車でカラクリ屋敷の前を通る場面に切りかえる。 高校生の頃、作者の鈴木さんは、電信柱が屋根から突き出している不思議な家を見つけた。そして大学進学と引越しが決まった時、思いきってその家を訪問した。出てきたのが87歳の木村ミドリさんだ。87歳と18歳の物語の始まりである。鈴木さんが京都に行った後も、2人の交流は続き、「カラクリ屋敷」の秘密が徐々に明らかになっていく。 話は明治に遡る。ミドリさんの祖父母と両親が、新潟から北海道移住して「新潟村」を作った。鈴木さんは、その頃からミドリさんを追ってを書くことに決めた。代々、脈々と受け継がれてきた「からくり部屋」が、

    『ミドリさんとカラクリ屋敷』 - HONZ
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    cocodemi 2013/04/02
  • アラサーが昔読んだ少女小説を挙げてみた

    「初心者にオススメのラノベ」とか見てると少年向けばっかりで絶望したので、自分たち(アラサー)が昔読んでた少女小説のタイトルを羅列してみました。80~90年代のコバルト、X文庫がほとんどです。 ※BLは外してます。 「アラサーが昔読んだ少年小説を挙げてみた」始めました。 http://togetter.com/li/425403

    アラサーが昔読んだ少女小説を挙げてみた
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    cocodemi 2012/12/16
    懐かしい!まりなシリーズとか破妖の剣シリーズ読んでたなー。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20120919

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    cocodemi 2012/09/30
  • ゲームの流儀 - 基本読書

    ゲームは嫌いだが、ゲームを語る人達の話は滅茶苦茶面白い。 ゲームが嫌いな理由は極個人的な理由で、ゲームオーバーになると「今まで費やした時間が消えてしまったのか……」と思ってしまって虚しくなるのだ。「いや、次にこうしようとか、プレイヤースキルっていう形で蓄積しているでしょ」とも思うのだけど、それだけの情熱を燃やせるゲームはなかなかない。周りのゲーム好きを見回してみると、このゲームオーバーの時間の喪失感というのはあまり感じていないようだ。 書はゲーム開発者たちのインタビュー集である。ほそぼそと大したこと無い分量で、宣伝のようなことしか喋っていないインタビューと比べて、分量も内容も踏み込んでいて面白い。以下インタビューを受けている人達と、その代表作達。そうそうたるメンバー! ●収録ラインナップ 岩谷 徹(『パックマン』) 遠藤雅伸(『ゼビウス』) 坂口博信(『ファイナルファンタジー』) 糸井重

    ゲームの流儀 - 基本読書
  • 昨年のベスト10 - 基本読書

    一年を通してのベスト10を書くのとかってちょっと恥ずかしい。 ベスト10はみんなやってるし、僕の読んでいるはだいたいみんな読んでいるなので、僕があえてやる必要もないかなと。それにみんながやっているところで敢えて一人だけやらないのってなんかロックな感じするじゃないですか? まあそれ以上に今まであんまりベスト10みたいなのをやらなかったのって「何を昨年読んだのか全然わかんない」ってことがあったのです。でも今回は読書メーターに結構まめに登録していたのでかなり精確にわかった。 なのでやってみましょうベスト10。適当に選んだたら30冊になったので身を削るような思いで20冊削りました。最後に30冊の方も全部あげときます。一応2011年刊行の物をほとんど選びました。一冊だけ違いますが。 以下に感想をちょっとだけ書いたまとめがありますけど面倒くさいので先に10冊は全部並べておきます。また順位もないとす

    昨年のベスト10 - 基本読書
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    cocodemi 2012/01/09
    天冥の標シリーズ毎回楽しみです。
  • 現実はSFよりもSFだ「ロボット兵士の戦争」

    現実はSFよりもSFだ。しかも、SFよりも「お約束」な展開が恐ろしい。 革新のスピードが速すぎて、考えるのをやめ、「なりゆきを見守っている」のが、現状になる。SF好きには堪らないだろう。なんせ、ロボット兵を作り出すアイディアを、SFから拝借しているどころか、SFでもやらないベタな地雷を正確に踏んでいるのだから。 軍用ロボット技術の現状を洞察し、イラクやアフガニスタンで活躍する無人システムを、(良いとこ悪いとこ含めて)解説する。紹介される無人偵察機やロボット兵はSFまんまだけれど、だいたい想像つく。むしろ、使い勝手の良さや、ユーザ巻込み発想はスゴい。 たとえば、ルンバで有名なiRobot社のPackBot(パックボット)は、箱から出してすぐ使える。8つのペイロード・ベイがあり、地雷探知機や生物化学兵器センサー、ズームカメラなど何でも搭載できる。イラクではカメラ+かぎ爪を組み合わせ、遠隔地から

    現実はSFよりもSFだ「ロボット兵士の戦争」
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    cocodemi 2012/01/05
    映画「ハート・ロッカー」でも爆弾処理にロボット使ってたっけ。
  • この本がスゴい!2011

    今年もお世話になりました、すべて「あなた」のおかげ。 このブログのタイトルは、「わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる」。そして、このブログの目的は、「あなた」を探すこと。ともすると似たばかり淫するわたしに、「それがスゴいならコレは?」とオススメしたり、twitterやfacebookやtumblrで呟いたり、「これを読まずして語るな!」と叩いたり―――そんな「あなた」を探すのが、このブログの究極の目的だ。 昨年までの探索結果は、以下の通り。 このがスゴい!2010 このがスゴい!2009 このがスゴい!2008 このがスゴい!2007 このがスゴい!2006 このがスゴい!2005 このがスゴい!2004 昨年から始めたオフ会で、たくさんの気づきとオススメと出会いを、「あなた」からもらっている。目の前でチカラ強くプッシュしてもらったり、物語談義を丁々と続けたり

    この本がスゴい!2011
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    cocodemi 2011/12/03
    来年はピンチョン読もう。面白そう。
  • ■[読書]『映画の瞬き』/ウォルター・マーチ(フィルムアート社) - 2011-11-22 - 空中キャンプ

  • 『映画もまた編集である ウォルター・マーチとの会話』/マイケル・オンダーチェ(みすず書房) - 空中キャンプ

  • マインド・イーター - 基本読書

    これは素晴らしい。 僕の中ではぶっちぎりで今年ベスト(いや、まだ天冥の標が出るからわからない)。小説というのはここまで出来るものなのか…と読み終えて呆然としてしまった。 文章は「この一行を書くのにどれだけの時間をかければ到達できるんだ」という程の密度で展開し、構成は一度読んだ後に読み返すと最初からすべてが計算され尽くしていることを知らされ恐ろしくなる。知見は新しく、誰も書いたことがないような発想でもって支えられている。 その全てが高いレベルで達成されていて飛浩隆先生が解説にて『『マインド・イーター』は、疑う余地なく一九八〇年代の日SFが成し遂げた最高の達成のひとつである』といった理由がわかる(余談だけど飛先生がTwitterでこの作品に解説を書いたと読まなかったら出版されたことに気が付きすらしなかったかもしれない。ありがたい) 書はメインストーリーとしてマインド・イーターと称されるよく

    マインド・イーター - 基本読書
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    cocodemi 2011/11/20
  • 十二支SFを考えてみる - 誰が得するんだよこの書評

    SFに出てくる動物といえばのイメージがある。ハインライン「夏への扉」の影響だろうか。だが世に動物萌えの種は尽きまじ。SF以外にも様々な動物が取り上げた作品があるはずだ。というわけで十二支SFを考えてみる。 子(ネズミ):ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」 アルジャーノンは小説界通しても最も有名なネズミでしょう。他に鼠SFとしては冲方丁「マルドゥック・スクランブル」のウフコックとか。 丑(ウシ):津原泰水「五色の船」(「11」収録) 牛SFはぱっと思いつかなかったので、そのかわり牛の身体と人の顔を持つとされる妖怪「くだん」を扱ったこの短編に。おそらくここで紹介した作品の中で一番文章がきれい。 寅(トラ):ベスター「虎よ、虎よ!」 虎はでてこないらしい(おい)。 卯(ウ):ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」 ウサギってあんまりネタにしづらいですよね。あとは「ピーター・ラビット」

    十二支SFを考えてみる - 誰が得するんだよこの書評
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    cocodemi 2011/09/15
    羊は天冥の標メニー・メニー・シープもいいかな。あと巳のMGS3はだいたいあってると思います。
  • ガープの世界 - 基本読書

    人はどのようなルートをたどればこのジョン・アーヴィングが書いた『ガープの世界』というにたどり着くのだろう。出版されて二十年以上が経過した今、このに辿り着く為にはいくつかの幸運な偶然が必要だろう。なぜこんな事を書くのかというと、この小説がめっぽう面白いからである。一人でも多くの人に読んでもらいとはまったく思わないが。だがこんなに面白い小説が、時代を経るごとに辿り着ける人がだんだんと減っていくのはとても悲しいと思う。 多くの面白い要素がある小説だ。とても何かが書けるような気がしない。出てくる人物はみな愛すべき人間だったことぐらいは書けそうだ。だれもがダメな部分とぶっ飛んでいる部分といくぶんかの良い部分とそして何より個性を持っている。驚くべき事に人間の一人一人は現実には自分ではそうとは意識しない「個性」を持っているものだが、それを小説の中で再現することは非常に難しい、と僕は思う。それは「これ

    ガープの世界 - 基本読書
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    cocodemi 2011/08/20
    面白かった部分を点ではなく線でとらえるという視点がすごい。ちょっと読んでみたいと思いました。
  • ぶらりずむ黙契録: 本日のお知らせ

    日のお知らせ☆ 『マルドゥック・フラグメンツ』内収録短編と、ある漫画賞受賞作品との間で生じた問題につきましてコメントいたします。 ※主文※ 関係者からご連絡をいただき、すでに賞を運営されている編集部と、描き手の方、双方より、謝罪文を公表する意志を示していただいております。 そもそも、攻撃的な悪意があっての行いではなく、先方の迅速な対応があったことから、その後の早川サイドと先方との話し合いが穏便に進む限り、僕から何かを申し立てる、というようなことはありません。 また、インターネット上で非難されるなど、すでに編集部および描き手の両サイドが、いわゆる「社会的警告」を十分に受けているとのことです。 よって、今後は一件がスムーズに収束し、むやみと尾ひれがつかぬこと、関係者全員の成長の機会となれることを切に望みます。 また、僕自身も今回の一件を、より良い作品作り・業界作りのためのヒントの一つとして

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    cocodemi 2011/07/15
    ちょうど読んでるところでびっくりした。
  • 『E.G.コンバット』未回収伏線まとめ - 主にライトノベルを読むよ^0^/

    2chライトノベル板より 349 イラストに騙された名無しさん [sage] 2010/10/03(日) 06:53:24 ID:3XSXDAWi とりあえず1〜3で張られた未回収伏線まとめ。 ジジイの手紙 ジジイの部隊へのチャーミーの配属 マナッドとサヨコの関係 ルノアの妊娠 ビアダルがカデナ隊を引き連れて降下? 情報統制の謎 月中心部付近でのMAJDオーバーフロー ラセレーナのメール ヤドカリの地雷回避(IFF発行?)の謎 緑色の月の謎 ン・カイ基地の謎 カデナの腕 350 イラストに騙された名無しさん [sage] 2010/10/03(日) 08:17:20 ID:mmG9cZmW 伏線は投げるもの 謎は放置するもの そういうのが流行った時期のだし、いまさらどうしようもないな 351 イラストに騙された名無しさん [sage] 2010/10/03(日) 15:46:17 ID:

    『E.G.コンバット』未回収伏線まとめ - 主にライトノベルを読むよ^0^/
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    cocodemi 2010/10/08
    偶然つい最近読んだ。
  • 『量子回廊 年刊日本SF傑作選』(大森望、日下三蔵): 馬場秀和ブログ

  • 『【読書】量子回廊 年刊日本SF傑作選』

    大森望・日下三蔵編『量子回廊』(創元SF文庫)読了 内容紹介 日SFの扉がひらく 第1回創元SF短編賞受賞作を収録 2009年の精華18編を収める。今回はマンガ2編を収録。 さらに巻末には、編者二人に加え山田正紀氏を選考委員に迎え、 612の応募作から選ばれた第1回創元SF短編賞受賞作を掲載した。 (東京創元社ホームページより) 掲載順に寸評と+3~-3の7段階評価を付す 個人的感想(誤読)です どうかお気を悪くなさらないでくださいね 後半は残念な作品が多かった気がする ●上田早夕里「夢見る葦笛」(+2) 大好物な作品 DTMにまつわる2人の女性の百合な展開を期待したが そうはならず(当たり前) 結局イソギンチャク生命がなんであるのかはわからずじまいだけれども そんなものに変身したいとは思わないなぁ ラストのバイオハザード的展開は衝撃 ●高野史緒「ひな菊」(+1) まさか作がバイオSF

  • 量子回廊 (年刊日本SF傑作選) | HOME SWEET HOME

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    量子回廊 (年刊日本SF傑作選) | HOME SWEET HOME
  • 2010-08-17

    「あの焦げてるように見えるのはいったい何だ?」と思ってたんだが、the effect of vacuum and atomic oxygen on the threads and thread sealant used on the thermal coverとのこと。なるほど、原子状酸素によって激しく酸化してる、つまり「ほぼ焦げてる」ってことか。 前巻に比べるとかなり傾向が違うな。正直、いわゆる「言語SF」「ニューウェーブ」的な、あまり好みではない方向に突っ走ってるような。「ああ、もういいかな」と思ったけど、予告された次巻以降の顔ぶれに思いとどまる。とり・みき、森岡浩之、小川一水、長谷敏司……と並べられれば、さすがに買わざるを得ない。ま、国内SFアンソロジーが出版され続けてくれること自体は大変にありがたいので、なんとかそれが俺の好みのタイプを保ってくれることでもお祈りしようか。 しかし、

    2010-08-17
  • 大森望・日下三蔵(編)『年間日本SF傑作選 量子回廊』 - こづかい三万円の日々

    量子回廊 (年刊日SF傑作選) (創元SF文庫) 作者: 田中哲弥,大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/07/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 59回この商品を含むブログ (46件) を見る いつもにまして文系SFが多い印象。叙情SFっつうか。工学系SFが少なくてその筋の方々には不評なのではなかろうかなどと勝手な心配をしつつ読みました。野尻抱介とか林譲治とか小川一水とかが入ってないのは単に彼らがSF短編を発表していなかったから? で、背景はともかく、結果集まった作品はどれもぼくの好みには近くて、これまでの二冊にもより増して楽しい一冊でした。新城カズマ・瀬名秀明のコンボにしんみりしたりとか、市川春子にやっぱり泣かされたりとか。トリを飾る松崎有理の第一回創元SF短編賞受賞作『あがり』もおもしろかった。「トンデモSFっぽいネタをこういうまとめ方で終わら

    大森望・日下三蔵(編)『年間日本SF傑作選 量子回廊』 - こづかい三万円の日々