大阪市の橋下徹市長は20日、大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)への運営補助金について、今年度予定していた大幅カットを見送る考えを明らかにした。 運営団体の経営見直しを進めて自立化を図り、2015年度の補助金廃止を目指す。 橋下市長は大フィルについて、「補助金をもらうのが当たり前になっている」と批判。5月に公表された市政改革プラン素案では、補助金を前年度比25%カットの8300万円としていたが、その後の市特別顧問らとの協議を踏まえ、「自立するまでの間に一定の期間も必要」(橋下市長)として、3年間の準備期間をおくことにした。7月に編成する今年度の本格予算案には、前年度比10%減の9900万円を計上する方針。