茨城県警笠間署は6日、今年2月に窃盗容疑で逮捕した笠間市笠間、無職小貫秀雄被告(72)(窃盗罪で公判中)について、余罪約560件(被害総額約1100万円)を裏付けたと発表した。 発表によると、小貫被告は2006年6月から今年2月、笠間市や水戸市、桜川市などで車上狙いを繰り返し現金などを盗んだ疑い。 小貫被告は「生活費のために盗んだ」と供述。質素な生活を送っており、「生活保護を受けるのは恥ずかしい」とも話しており、生活費が厳しくなると犯行に及んでいた。 小貫被告は当初、石や金づちで車のガラスを割っていたが、途中からガラスを割る際の音が小さくなるようなハンマーを自作して使っていた。 笠間署管内では、昨年1年間で233件の被害があり、うち97件が小貫被告によるものだった。