日本維新の会代表の橋下徹大阪市長は8日、次期衆院選での著名人の擁立について、「今、そのパターンを使うのは違うのではないか」と否定的な見解を示した。維新幹事長の松井一郎大阪府知事は著名人擁立の方針を示しており、党幹部の認識に食い違いが生じた格好だ。 橋下氏は記者会見で、自身がタレント弁護士だった過去から「(著名人擁立は)全否定はできない」と断った上で、知名度を理由に候補者を選定すべきではないと指摘。党の執行役員会で、是非を決める方針を示した。 松井氏は「さまざまな分野の即戦力」として経済界や医療、外交専門家らの人選を進め、知名度も考慮に入れると明言していた。 一方、党所属の大阪府議や大阪・堺両市議が衆院選にくら替え出馬することについて、橋下氏は「(松井氏が)気心が通じた人がいないと(国会議員団を)束ねられないと感じたのでは」と容認する考えを示した。【茶谷亮、原田啓之】
◇「財政改革」掲げた補助金カット/存続がおびやかされる/高齢者、子どもの居場所−−橋下氏の足もとで起きていること 「第三極の結集」「石原新党との連携」などなど、「日本維新の会」代表である橋下徹・大阪市長の国政進出を巡る話題が尽きない。だが、現在の本業である首長としてはどうなのか。「橋下市長の足もと」で何が起きているのか。足を運んでみた。【江畑佳明】 08年2月から大阪府知事を3年10カ月、大阪市長になってからもほぼ1年が過ぎた。 大阪府南部、関西空港に程近い和泉市。古い民家が建ち並ぶ住宅街の中に、高齢者が集う通所施設「すみれ荘」があった。築30年はあろうかという木造平屋建て。中では利用者が体操をしていた。 「いち、にい、さん。手を伸ばして」。DVDの映像に合わせて手足を動かす。その後は、お茶とよもやま話。最高齢だという女性(94)は「私、ここでみんなでおしゃべりするから長生きできますんや。
東京高裁前でマイナリさんの再審無罪判決を伝える旗を出し、喜び合う支援者ら=東京都千代田区で2012年11月7日午前10時33分、宮間俊樹撮影 97年の東京電力女性社員殺害事件で無期懲役が確定し、6月に再審開始決定を受けたネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)の再審控訴審判決で、東京高裁は7日、1審の無罪判決(00年4月)に対する当時の検察側控訴を棄却し、マイナリさんを無罪とした。小川正持(しょうじ)裁判長は「被告人(マイナリさん)以外の者が犯人である疑いが強く、被告人を犯人とするには合理的な疑いがある」と述べた。 検察側は再審公判直前に無罪主張に転換しており、近く上訴権を放棄する。事件発生から約15年半を経てマイナリさんの無罪が確定する。戦後発生し死刑か無期懲役が確定した事件のうち、最高裁が再審開始基準を示した「白鳥決定」(75年)以降、再審無罪の確定は8件目となる。 再審
日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は6日、次期衆院選で擁立する候補者について「350人になればいいが、絞れば人数は限られる」と述べた。維新は350人規模の候補者を立てる方針を示していたが、事実上、下方修正した。府庁で記者団に述べた。 維新は5日、衆院選候補者の2次公募に161人の応募があったことを明らかにしており、1次の内定者165人と合わせても、350人規模の擁立という当初方針の見直しが必至の情勢になっていた。 松井氏は「国政を担える人物だと自信をもって立てられる候補に絞っている」と述べ、選考にあたり擁立規模よりも候補者の質を重視しているとの認識を表明。その上で「(衆院過半数の)241人(の擁立)は必ず超えていきたいとの目標でやっているが、安易に妥協して数ありきの話にはしない」と話した。 一方、維新代表の橋下徹大阪市長は「1次の内定者以外の人が全部不合格ではない。ここからしっかり選ん
残業代を全額支払われているのは2人に1人−−。労働問題のシンクタンク、連合総研の調査で、こんな残業事情が浮かんだ。 調査はインターネットを使い、首都圏と関西圏の20〜64歳の民間企業労働者2000人から回答を得た。残業手当が出る人で手当全額が支払われているのは46.9%。前年同時期の調査から8.9ポイント低下した。支払われる額の4〜6割が不払いが5.5%▽2〜4割が5.3%などで、残業代が全く支払われていない人も6.3%いた。支払われているかどうか不明と答えた人も29%で、賃金がブラックボックス化している側面ものぞかせた。 また、残業時間を申告していない不払い残業があるとした人は35.3%で、1カ月の平均時間は21.3時間になった。申告しなかった理由は、働いた時間通り申告しづらい雰囲気(36.3%)▽残業代に限度がある(24.2%)−−などが挙がっていた。連合総研は「残業代の不払いは違法行
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