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ブックマーク / krafty.jugem.jp (7)

  • Krafty | 春日武彦・平山夢明『「狂い」の構造』

    一般の読者にも理解出来るような平易な心理学・精神分析に関する書物――概ねそれらは、このレヴューで取り上げる「狂い」についても多くの頁を割いている――を多々発表してきた精神科医の春日武彦と、『異常快楽殺人』や『東京伝説』シリーズで精神異常者の犯行を具にレポートしたり小説という媒体で更なる人間の中の狂気を追求し続けてきた平山夢明。書はそうした「狂い」について信頼し得るエキスパートである二人が現在蔓延する「狂い」について縦横無尽に、実に自由気ままに語り合った対談を収めた書物である。 自由気ままに、である。書を読んでいても別段小難しい心理学用語が登場するわけでもなければ、緻密なデータに基づく何かが検証されるというわけではない。彼らが頼るのはそうした具体的な資料ではなく彼ら自身が見聞きしあるいは体験した様々な出来事に基づく経験則だ。それを「ペットボトル片手に好き放題に語り合った」(春日氏が記

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    comnnocom 2007/09/13
  • Krafty | アイドルに全然詳しくない人間がPerfumeを聴く

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    comnnocom 2007/08/26
  • Krafty | 「ソープへ行けと彼女は言った。」

    http://anond.hatelabo.jp/20070625024626 事実か否かは判別のしようがないだろう。私もそのようなことには興味がない。仮に実話であろうが、こうして一編の小噺として差し出されている以上私は起承転結の構造を踏まえたストーリーとしてこの作品を扱うことにする。 純粋に不思議に思うのは、はてなブックマークでこの小噺を「秀逸」「うまい」と手放しで褒め称えている人々は例えばこの小噺に登場する男女関係を引っくり返して女性が男性に復讐する話として読んでみようと考えたりしないのだろうか、ということだ。女性が男性に復讐すべく男性の家庭を壊して男性を跪かせるという展開の話として読んでみれば、脆弱な女性の側の暴力性やエゴイズムが更に剥き出しにされることによって陰惨さは更に際立つだろう。同時に彼女への批判も更に強まるのではないか。個人的な怨念が多くの人々の平穏をぶち壊す、その

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    comnnocom 2007/06/29
    真摯な評。あのはてなブックマークでの反応は"増田"に書かれたというのも関係してると思う。なんにしろ、ああいう文章ですら、こうやってblogでdoされるのはいいなあと思う。
  • Krafty | 深堀骨『白熊座の女は真夏の夜にここぞとばかり舌を鳴らす』

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    comnnocom 2006/12/27
    何を書いても賛辞になる作品だと思った。
  • Krafty | 『g:neo』個別感想

    それでは個別の作品に対して抱いた感想を書いていくことにする。 まず始めに断っておくと、その冊子の質に見合った十分に興味深い作品ばかりが収められており、これで三百円というのはいくらなんでも安過ぎるというのが正直な感想だ。文学に真摯に向かっている方も、文学という領域で悪ふざけを狙っている方も、どちらも読者を舐めているという印象は微塵もない。明らかに読ませることを狙った巧みな作品ばかりだ。それを踏まえた上で、以下の文章は書かれている。 なお、どの感想も基的にガチである。 ・id:nand『夢の逆十字』 漱石の『夢十夜』を始めとして、過去の様々な怪談や小説をサンプリングして取り込んだ形で構成されている。「おまえ」に呼びかける形で書かれたこの作品はその文体故の切迫感や迫力に満ちていて、展開される世界の突拍子もなさや荒唐無稽さを一種の幻想小説としてそのまま飲み込ませてしまう筆力を感じ

  • Krafty | 『g:neo』総評

    ファック文芸部の『g:neo』を読んだ。 言うまでもないことだが、虚言とは自分が思っていないことを言う、というだけのことを意味しない。ふと思いついたことを語ってしまった時にそれが世間一般的に道理が通るものであるのかないのか、後者であるとしたら何故そのようなことを思いついてしまったのか、それを書くものは自問する必要に迫られる。それはその虚言を虚言として済ませるのではなく一応は他者の前に晒してしまうことの責任を取るという手続きを踏まえないといけないからでもあるし、それ以前の問題として来考えてもいなかったもの、自分ではない自分というものを確認するとは新たなる自分を見出すプロセスでもあり、自明であるはずの自分という概念を揺さぶられる体験でもあるはずだからだ。私の中には自分がよく把握出来ている私ではなく、自分でも把握出来ていない自分が存在する。その自分でも把握出来ていない言葉に突き動かされるよ

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    comnnocom 2006/11/19
    これは恥ずい。ありがとうございます。
  • Krafty | 揉め事について

    このブログを始める以前まで自分ははてなダイアリーを使っていたのだけど、その時期にこういう経験をした。 例によって私が日記をつけたところはてなブックマークで内容について「アイタタタ」というタグでその内容を嘲笑された。愛読する中島義道氏に倣って、そういう人物は名指しで批判すると骨身に沁みるだろうと思いIDを表記しトラックバックを送ってその人物の行為を批判してみせた。するとその方からの丁寧なコメントが帰ってきたので、やはり自分のやり方は正しかったのだという感触を得て同時に相手の丁寧さに対して感謝を感じた。ということでこの一件は解決したのだけれど、その一件である方が「揉め事」というタグだけをつけてブックマークされた。そしてこの話題についてブックマークするユーザーが増えたことで、「自動揉め事ニュース」なるものにも私のその一件が取り上げられることとなった。 http://momegoto.g.

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    comnnocom 2006/02/04
    それでも、こうやって相手からのレスポンスがあるのがはてなの、はてブのいいところなのではないかと思ったり思わなかったり。
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