分析美学と論文に関するconchucameのブックマーク (26)

  • レジュメ|ノエル・キャロル「メディウム・スペシフィシティ」(2019) - obakeweb

    Carroll, Noël (2019). Medium Specificity. In Noël Carroll, Laura T. Di Summa & Shawn Loht (eds.), The Palgrave Handbook of the Philosophy of Film and Motion Pictures. Springer. 29-47. ノエル・キャロルの有名な仕事を挙げるなら、そのひとつはメディウム・スペシフィシティ[Medium specificity]の批判だろう。「絵画とは/写真とは/映画とは/etc. こういう性質をそれ独自の質とするものであり、これを活かした作品こそが当のメディアの作品としてよいものだ」といった主張は芸術史上なんどもなされてきた。キャロルはこれらを攻撃する。 わりと最近書かれた論文でも、新旧のメディスペ論者が叩かれ、メディスペなし

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  • 概念分析は概念の分析ではない Deutsch (2020) "Conceptual analysis without concepts" - Quae legeris memento

    Max Deutsch (2020) "Conceptual analysis without concepts" Synthese. https://doi.org/10.1007/s11229-020-02775-0 面白かった.ごくざっくりまとめたので多少論点が落ちている. 概念分析の実行可能性と有効性について多くの哲学者は懐疑的である.こうした懐疑論の多くは,概念分析が概念の分析であるという前提に依拠している.だが稿は,「概念分析」は誤称 (misnomer) だと主張する.概念分析に従事する哲学者は,概念を分析する営みに従事してはいないのだ. 概念分析の中核的な諸事例のほとんどは,非概念的な哲学的現象 (e.g., 知識,自由,個人の同一性,道徳的正しさ,指示,因果) の分析であって,それらの概念の分析ではない.(ここで「哲学的現象」とは,哲学者が関心を寄せる現象,という以上の

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  • Philosophy Compass「美学&芸術哲学」セクション:論文リスト - obakeweb

    哲学系のサーベイ論文に定評のある学術誌「Philosophy Compass」から、「美学&芸術哲学(Aesthetics & Philosophy of Art)」セクション収録の論文をまとめています。随時更新。 分析美学関連の勉強や調べ物にお役立てください。 (日語で読める解説記事があるものには、リンクを添えています)*1 Volume 1 - 2006 Volume 2 - 2007 Volume 3 - 2008 Volume 4 - 2009 Volume 5 - 2010 Volume 6 - 2011 Volume 7 - 2012 Volume 8 - 2013 Volume 9 - 2014 Volume 10 - 2015 Volume 11 - 2016 Volume 12 - 2017 Volume 13 - 2018 Volume 14 - 2019(Issue

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  • 分析美学アンソロジー新旧比較 - logical cypher scape2

    "Aesthetics and the Philosophy of Art: The Analytic Tradition: An Anthology"という分析美学の論文集があるのだが、これの2nd Editionが出ており、結構、論文が入れ替わっているということを先ほど知ったので、新旧比較してみた。 15年ぶりの改訂っぽい Aesthetics and the Philosophy of Art: The Analytic Tradition: An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies) 作者: Peter Lamarque,Stein Haugom Olsen出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2003/10/15メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (8件) を見る

    分析美学アンソロジー新旧比較 - logical cypher scape2
  • 分析美学を学ぶ人のために、邦語文献リーディングリスト(2018年版) - 昆虫亀

    5年前に、「日語で読める分析美学」というエントリで文献リストを作ってたんですけど、その後いろいろと文献も出てきたし、そろそろ更新しようかなーと思って「邦語文献リーディングリスト2018年版」をつくりました。※その後、適宜更新しています。 こちらに公開しておきます。年末年始の読書用にもどうぞ。 pdf版 word版 以下、いくつか注意点を。 想定ターゲット層は「哲学・美学・表象文化論あたりを専門とする学部生」です。 「そもそも美学って何?」という人はこちらのエントリを参考にして下さい。哲学文献に馴染みのない人は、先にこちらから入ったほうがいいかもですね。→「美学を一から勉強するひとのために:文献リスト」 この文献リストは、来年度の慶應義塾大学での授業向けにつくったものです。全部で13の大項目を立てていますが、どういう項目を立てるかは私の授業内容に合わせて決めています。つまり、このリストで分

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  • エイミー・L. トマソン「芸術の存在論論争:わたしたちはなにをしているのか? 」 - Lichtung

    はじめに 稿は、芸術の存在論(ontology of art)は諸芸術をひとつに包括するような単一の説明を目指すべきではなく、わたしたちの実践の分析にもとづいた存在論として組み立てられることが必要であると主張する、哲学者エイミー・トマソンの論考のまとめである。ごく簡単な各章のまとめを記載している。 はじめに 書誌情報 論 概要 イントロダクション 1. 近年の観点 2. 論争を評価する:わたしたちはなにをしているのか? 3. 答えられない問い 4. 改訂的応答 5. 結論 コメント どんな論文? 有用さ 発展性 関連文献 メモランダム 書誌情報 Thomasson, Amie L. "Debates about the ontology of art: what are we doing here?." Philosophy Compass 1.3 (2006): 245-255.

    エイミー・L. トマソン「芸術の存在論論争:わたしたちはなにをしているのか? 」 - Lichtung
  • A Co-Citation Network for Philosophy

    Corrections and Changes as of June 26th, 2013: See the end of the post for details on some changes and fixes to errors in the data. What have English-speaking philosophers been talking about for the last two decades? I’m asking—and presenting an answer to—this question partly out of an ongoing research interest in philosophy, partly out of some recent “Does anyone know …?” questions I’ve been aske

  • 分析美学ってどういう学問なんですか――日本の若手美学者からの現状報告/森功次 - SYNODOS

    シノドス編集部から「分析美学について記事を書いて下さい」と依頼を受けたとき、困ったな、というのが正直な感想だった。ある学問について、よくわからないので知りたいと思うことはある。とりわけ新興の、目新しい学術分野が出てきたときはそうだ。神経倫理学とは? 人口経済学って何? 今回の「分析美学ってどういう学問?」という質問もおそらくこの種の質問だろう。 たしかに近頃、「分析美学」という学問分野は、新しく、盛り上がっている学術分野だという印象を与えているようだ。日では2013年に『分析美学入門』(勁草書房)、2015年には『分析美学基論文集』(勁草書房)といった翻訳が刊行され、2015年秋の分析美学をテーマにしたブックフェア(紀伊国屋書店新宿南口店開催)は記録的な売り上げを残した(注1)。だが困ったことに、分析美学というのは、新しく現れてきた学問でも、最近盛り上がっている学問でもないのだ。 この

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  • 分析美学は加速する 美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版 - 株式会社 勁草書房

    当フェアは終了しました。ご来場誠にありがとうございました。 ただいま紀伊國屋書店新宿南店5階人文・社会売場フェア台にて『分析美学基論文集』刊行記念・森功次プロデュース「分析美学は加速する 美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版」を開催しております。 フェアではそもそも「美学とは」という問いに応える美学の基書にはじまり、そこから分析美学の入門書を経て分析美学の各論に至る全14項目について9人の研究者が約100点を選書しました。日で最大規模の洋書フロアを誇る紀伊國屋書店新宿南店6階洋書売場のご協力により、選書の際に選者は数多くの洋書を自由に選ぶことができた珍しいフェアです。洋書は全体のうちの約半数を展示しております。 展示書籍は約100点ですが、店頭で無料で配布しておりますブックガイドでは選者が書籍を皆さまに余すところなく紹介するために制限なく選書し、合計166冊を紹介する32頁の

  • モンロー・ビアズリー「視覚芸術における再現」 - 9bit

    『分析美学基論文集』所収のビアズリー「視覚芸術における再現」のまとめです。 明晰で整理された内容のわりに、文章は読みづらかったというか、長くてしんどかったので、まとめる意義もそれなりにあろうかと思います。 モンロー・ビアズリー「視覚芸術における再現」相澤照明訳、西村清和編・監訳『分析美学基論文集』所収、173–243、2015(Monroe C. Beardsley, "Representation in the Visual Arts," in Aesthetics: Problems in the Philosophy of Criticism, 267–317, New York: Harcourt, Brace & World, 1958.) 絵についてなにか言うときの諸概念や焦点が整理・分類されている章です。たとえば美術史の人が絵の構造を記述・分析するときの基的な概念的枠組

    モンロー・ビアズリー「視覚芸術における再現」 - 9bit
    conchucame
    conchucame 2015/09/28
    『分析美学基本論文集』所収論文のひとつ
  • 西村清和編・監訳『分析美学基本論文集』 - logical cypher scape2

    内容は大体タイトルの通り、ダントー「アートワールド」、シブリー「美的概念」、ウォルトン「フィクションを怖がる」といった有名論文が収録されている。 ただし、「分析美学って何?」って人は、ロバート・ステッカー『分析美学入門』 - logical cypher scapeを先に読むことをオススメする。 また、同じく分析美学の基論文としては、松永さんや森さんがnoteで公開しているモリス・ワイツ「美学における理論の役割」、ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」 - logical cypher scapeもあわせて読みたい。 第1章 「芸術」の定義 1 アートワールド アーサー・ダントー(西村清和 訳) 2 芸術とはなにか――制度的分析―― ジョージ・ディッキー(今井 晋 訳) 第2章 美的価値 3 芸術批評における理由 ポール・ジフ(櫻井一成 訳) 4 美的概念 フランク・シブリー(吉成 優

    西村清和編・監訳『分析美学基本論文集』 - logical cypher scape2
  • http://www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp/tr2/oakley.html

    *) アンスコムの主張に対する最初の反応はそこそこのものであったが、1980年代 に入り、徳に対する関心は勢いを増した。その大きな原因となったのは、フィ リッパ・フット、バーナード・ウィリアムズ、アラスデア・マッキンタイアな どの哲学者たちの著作である。今日では徳についての哲学的文献は膨大にあり、 自らを徳倫理の一形態だと公言するさまざまな見解が存在する (* 徳倫理に関する題材の包括的な目録は Robert B. Kruschwitz and Robert C. Roberts, The Virtues: Contemporary Essays on Moral Character, Belmont, Wadsworth, 1987. にある。 徳倫理に関する最近のよい論文のコレクションは、 Roger Crisp (ed.) How Should One Live? Essays on

  • 分析美学は加速する 美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版 - 株式会社 勁草書房

    当フェアは終了しました。ご来場誠にありがとうございました。 ただいま紀伊國屋書店新宿南店5階人文・社会売場フェア台にて『分析美学基論文集』刊行記念・森功次プロデュース「分析美学は加速する 美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版」を開催しております。 フェアではそもそも「美学とは」という問いに応える美学の基書にはじまり、そこから分析美学の入門書を経て分析美学の各論に至る全14項目について9人の研究者が約100点を選書しました。日で最大規模の洋書フロアを誇る紀伊國屋書店新宿南店6階洋書売場のご協力により、選書の際に選者は数多くの洋書を自由に選ぶことができた珍しいフェアです。洋書は全体のうちの約半数を展示しております。 展示書籍は約100点ですが、店頭で無料で配布しておりますブックガイドでは選者が書籍を皆さまに余すところなく紹介するために制限なく選書し、合計166冊を紹介する32頁の

  • モリス・ワイツ「美学における理論の役割」、ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」 - logical cypher scape2

    それぞれ、若手美学研究者である松永さんと森さんが翻訳をnoteで公開して、話題になっているもの。 M. Weitz「美学における理論の役割」|まつなが|note K. Walton「芸術のカテゴリー」|morinorihide|note これらの論文については、上記noteにおいて、訳者自身によって要約が書かれているので、要約はそちらに任せたいところ。 「芸術のカテゴリー」についてはさらに ウォルトンのCategories of Artを全訳しました。補足と解説。 - 昆虫亀 Kendall Wallton「芸術のカテゴリー」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ 上が訳者あとがき的な解説となっており、ウォルトンに対する反論とそれへの再反論の紹介と、Laetzによる解説の紹介 下は、高田さんによる解説記事 モリス・ワイツ「美学における理論の役割」 読んでみたら、結構短い論文だった。 芸術

    モリス・ワイツ「美学における理論の役割」、ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」 - logical cypher scape2
  • K. Walton「芸術のカテゴリー」|morinorihide

    ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」(Kendall L. Walton, "Categories of Art," 1970)を全訳したので売ります。 以下から閲覧・ダウンロードできます。PDFで390円です。 芸術知覚の経験を分析することで、芸術批評を支える〈作品それ自体とは別の要素〉の重要性を主張した古典的論文です。「芸術観賞は作品それ自体のみに注意を向けなければならない」とする立場を強く批判し、「意図に関する誤謬(Intentional Fallacy)は誤謬ではない!」と説得的に論じたこの論文は、美学における批評理論の流れを形式主義から文脈主義へと変える大きなきっかけとなりました。 論文は美学に関するさまざまなリーダー・アンソロジーに収録されており、現代では必読の論文といえます。英語圏美学史の論文のなかでも被引用回数はトップクラスに入りますし、入門書では必ず言及される一

    K. Walton「芸術のカテゴリー」|morinorihide
  • M. Weitz「美学における理論の役割」|まつなが

    モリス・ワイツ「美学における理論の役割」(Morris Weitz, "The Role of Theory in Aesthetics," 1956)を全訳したので売ります。 以下から閲覧・ダウンロードできます(PDFで360円です)。 ウィトゲンシュタインの家族的類似の考えを「芸術」概念に適用して、芸術の定義不可能性を主張した古典的論文です。分析美学の芸術定義論は、この論文から始まるといっても過言ではありません。たとえば、ジョージ・ディッキーによる有名な芸術の制度説は、アーサー・ダントーの「アートワールド」概念などにヒントを得ながら、ワイツの定義不可能性の議論に応答する試みです。 ダントーとディッキーの論文の邦訳は、西村清和編『分析美学基論文集』(勁草書房)に収録されているので、あわせて読むといいかもしれません。またロバート・ステッカー『分析美学入門』では、第5章が芸術の定義論の話に

    M. Weitz「美学における理論の役割」|まつなが
    conchucame
    conchucame 2015/05/20
    さっそく授業で宣伝しといた。360円。
  • https://academic.oup.com/pq?papetoc

  • 哲学の初学者にありがちな間違い - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    哲学の初学者にありがちな間違いのひとつをこの間思いついたので記しておく。哲学の場合、初学者ほど他の哲学者が素朴に見えるという現象がある気がしている。 例えば、プロの哲学者が何らかの原理Xみたいな前提を使うとしよう。 しかし初学者にはなんでこのXを認めないといけないのかがよくわからないので、Xを認めることが素朴に見える。非合理的な信仰やドグマのようなものにすら見えるかもしれない。 もちろん筋から言えば、Xを前提する側がXを使う理由を説明した方がいいかもしれない。しかしひとつの論文のなかで、すべての前提を説明することなどできないので、ごく標準的常識的な事柄であれば、特に議論なく前提するだろう。 もちろん当にドグマであるケースもあるだろうが、ここで考えているのは、Xを擁護する議論が別のところでなされていたり、合理的な理由があっても、初学者はそういう事情を知らないので素朴に見えるというケースだ。

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  • 音楽哲学論考 : 2013年、音楽書まとめ —音楽美学、音楽の哲学入門書ガイド—

    2013年12月28日09:00 カテゴリ 2013年、音楽書まとめ —音楽美学、音楽の哲学入門書ガイド— 当は今年、このブログで1ヶ月に1回くらいのペースで、新刊書を紹介していきたかったんですが、紹介するほど自分の関心のある分野のが多くなく(笑)、来年は、4半期に1回くらいのペースで紹介していこうかなあ、と思ってます。どうなるかは分かりませんが。 で、このエントリーなんですが、全部2013年に出版された、というわけではなく、2013年にわたしが買った・読んだのリストになってます。 あと、自分のためのデータベースというか。個人的な「音楽と哲学」ていう問題との付き合いを申し上げますと。実は音楽学とか、音楽美学とかを読み始めたのは割と最近、ここ1、2年くらいでして。音楽学という言葉を知ったのも去年ですし、音楽美学と音楽の哲学との違いとか、そういうのを知ったのは今年なんで。ですので、あん

  • JAIC 1996, Volume 35, Number 3, Article 3 (pp. 197 to 218)