イスラム組織ハマスとイスラエルの紛争が激化し、世界各地で反ユダヤ主義とイスラム嫌悪が強まっている。米国の大学内でも被害者が出て、米国トップクラス私大の学長らが米下院の公聴会で証言するまでになっている。 12月6日に開かれた公聴会で、ペンシルベニア大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学の学長が、キャンパス内で学生がユダヤ人の虐殺を呼びかけたらどうするかと共和党のある議員から問われ、「文脈による」と答えて波紋を呼んだ。 その4日後には、証言したペンシルベニア大学のエリザベス・マギル学長が辞任し、ほかの学長らに対する風当たりもなお強まっている。
![【解説】米国の名門私大が「言論の自由か学生の安全か」で揺れている理由 | 「ユダヤ人虐殺を呼びかける学生は罰すべきか」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/42e38930e41dc56ee5dfe0d699bf5eac9ded2d72/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2023%2F12%2F16033654%2FExplainer_Format.001-4.jpeg)