仕事を円滑に進めるうえで欠かせない社内コミュニケーション。業務効率化や離職率低下につながることもあるだけに、活性化したいところだろう。そうした意識から、上司や先輩社員が社内イベントや雑談などで親睦を深めようと、若手社員に「好きな音楽は?」「最近、何聴いてるの?」などと気軽に質問することもあるかもしれない。一見して無難に思える質問だが、若者の中には、あえて「本当のこと」を答えない人もいるという。なぜなのか。 「どうせ知らないのがわかってる」 メーカー勤務の20代男性・Aさんは、相手によって本当に自分の好きなアーティストではなく、「どの年代でも知っていそうな名前を挙げる」という。 「僕はいわゆるボカロの“歌い手”さんが好きなんです。同世代とかプライベートならいいんですが、職場の上の人には『誰それ?』って言われそうなので、幅広い世代に知名度があり、キライだと公言する人がいなそうな、ユーミン(松任