青空にはためくイスラエル国旗。中央の「ダビデの星」はユダヤ人の保護と安全を象徴している 【宇都宮徹壱】 国外における空港のイミグレーション(出入国審査カウンター)で、これほどの緊張を強いられたのは久しぶりの経験だった。イスラエルの空の玄関口、テルアビブのベン・グリオン国際空港。ここはかつてロッド国際空港と呼ばれ、日本人にとっては(そしてもちろん現地の人にとっても)1972年に発生した日本赤軍による銃乱射事件が起こったことでつとに有名だ。私と相対した窓口の係員は、目前の不審な日本人に対して露骨なまでの警戒心を隠そうとはしなかった。 「あなたは昨年、二度もイランに入国していますね。いったいあの国で何をしていたんですか? え、取材? いったい何の取材ですか? そもそも9月と10月に入国するなんて、明らかに不自然です。あなたはいったい、何の仕事をしているんですか?」 私のパスポートには、中東諸国の
漫画家の故手塚治虫さんの先祖に当たるという手塚吉兵衛の位牌が長野県上田市別所温泉の安楽寺にあることが12日、分かった。治虫さんの長男で、映像作品などを手掛けるビジュアリストの手塚眞さん(54)=東京=が所有する古文書には、江戸時代初期に死去した吉兵衛のことが書かれ、位牌の箱にも同様の記述があった。これまでの研究では、吉兵衛は治虫さんの先祖とみられていたことから、研究者らは「位牌がこの説を裏付けるものになる」としている。 母方の祖先が手塚一族という不動産業上原栄治さん(63)=上田市吉田=は昨年、平安時代に同市手塚を治めたという木曽義仲の家臣・手塚太郎光盛(みつもり)について記した著書を発刊。この中で光盛と治虫さんとの関係も紹介した。本を贈られた眞さんは同9月、同市にある光盛の末えいの墓を初めて訪れて参拝した。 その後、問い合わせを受けた安楽寺の若林恭英住職(64)が位牌堂に吉兵衛の位牌
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