タグ

2016年9月30日のブックマーク (2件)

  • 点字の漢字

    「点字には漢字がないんですか?」とよく聞かれます。ラジオを聞いていて、言葉だけで内容を理解できるように、確かにかなだけでも日常生活には不自由しないかもしれません。しかし、中途失明で点字を早く読めない人ほど、漢字がないために読解に不自由してらっしゃるようです。 漢字を表す点字には下記の二種類の方式が考案されていますが、日点字委員会が公認しないため、盲学校教育などにもあまり取り入れられていません。「点字を表す方法が統一されてから勉強するよ」とおっしゃる視覚障害者もいますが、それでは日文化からますます取り残されていくと思います。ボランティアの方々にもご協力いただいて、視覚障害者が漢字を勉強するための資料や、点字の漢字で点訳された読み物を増やしていただけるとうれしいです。 漢点字の創案 昭和44年7月17日、元大阪府立盲学校(現在の大阪府立視覚支援学校)教諭、川上泰一氏によって、漢点字が創案さ

  • 二つ結びの「おさげ」が辞書にない話。そしておさげ史へ - 四次元ことばブログ

    『ドラえもん』の紅一点、しずちゃん*1です。 *2 彼女のような髪型をなんと呼称するでしょう。 「二つ結び」でも「二つ結い」でも「ツーテール」でも「ツインテール」でもいいのですが、個人的には「おさげ」が一番しっくりきます。 辞書では「おさげ」は編むもの ところが、国語辞書を引いてみると、雲行きが怪しくなります。 少女の髪の結い方。編んで肩のあたりに垂らす。「―髪」 ――『新明解国語辞典』第7版 髪の結い方の一つ。髪を左右に分けて編み、肩のあたりにさげたもの。(お)下げ髪。 ――『明鏡国語辞典』第2版 女性の髪の結い方。頭髪を二つに分け、それぞれを三つ編みにしてたれさげたもの。さげがみ。「―の娘・―の髪〔浅草紅団〕」 ――『新潮現代国語辞典』第2版 髪を分けるのに限定するかしないかの違いはあるものの、どの辞書も、髪を編まないとおさげにはならないのだと言っているのです。もちろん、編んだものも「

    二つ結びの「おさげ」が辞書にない話。そしておさげ史へ - 四次元ことばブログ