◇神仏習合が背景 全国初の発見 松尾神社(東近江市八日市松尾町)の本殿で2014年、薄い木片に経典を書写した約650年前の「こけら経」が見つかった。神社に保管された例は全国で初めてで、地元や文化財関係者を驚かせた。県教委は「昔は木にも書写し、神社に奉納した文化があったことを知ってほしい」と、発見の意義や内容を改めて紹介する講座を17日、コラボしが21(大津市打出浜)で開く。(渡辺征庸) ◇17日 大津で紹介講座 同神社本殿のご神体を収める宮殿(くうでん)脇に、樽(たる)や筒のように丸められた正体不明の木片の束が長年保管されていた。関係者が14年夏の虫干しの際、意を決して束をほどいたところ、各木片にお経がびっしり記されているのを見つけた。 さっそく東近江市教委と県教委が調査。木片は4975枚(各片幅0・9~1・3センチ、高さ28・5~29・3センチ)もあった。各片は上端がとがり、左右は切れ込
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