明治時代に日本美術の保護に努めた、アメリカ人のフェノロサゆかりの寺として知られる大津市の三井寺にある法明院で、フェノロサに関する貴重な文書など、2000点近くもの新たな資料が見つかりました。 大津市は来月、開催される企画展に向けて、おととし11月から三井寺にある法明院の調査を進めていましたが、その中で2000点近くの資料が新たに見つかりました。 このうち、明治初期に日本美術の保護に尽力したアメリカ人のフェノロサが仏教の戒律を授けられた際の文書には、「施與諦信※タイ菩薩金剛寶戒」と記されています。 フェノロサは日本美術を通じて仏教に出会い、「諦信」の名で仏教に帰依したことが知られていて、法明院には今もフェノロサの墓が残されています。 フェノロサが戒律を授けられた際の資料が見つかったのは初めてだということです。 また、「往生要集」を記して浄土教の礎を築いた平安時代の僧、源信が始めた法要の手順を
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