今年の受験生たちは、これまでになく政治やグローバルな社会情勢に翻弄されている。会場での模試もほとんど行われず、自分の実力を測ることさえ難しいという。そんな状況でも、多くの受験生は自らの第1志望合格に向け、日々努力している (c)朝日新聞社 2021年度入試では入試方法も大きく変わる。なかでも関東の難関私大の動きが顕著だ。「コロナ禍の大学入試」を特集したAERA 2020年8月3日号では、各大学の変更点を紹介。 【学部系統別志願者数の推移と21年度の予想はこちら】 * * * 21年度入試では、入試方法の変更も大きなトピックだ。特に注目されるのは一般選抜で共通テストを組み入れた新たな入試を導入する早稲田大の政治経済学部、上智大、青山学院大、立教大、学習院大など。駿台教育研究所進学情報事業部部長の石原賢一さん曰く、「関東の難関私大がこれだけの改革に動くのは過去40年でおそらく初めて」という