馬車に乗って夜の街をぐるり。ついでにクラフトビールはいかがでしょう? 引いてくれる馬は、鉄そりを引く世界で唯一とされる「ばんえい競馬」で2018年10月まで活躍していた体重約1トンの牡馬「ムサシコマ」。北海道帯広市で大人から子どもまで楽しめる新たな観光の目玉として期待が集まる「馬車BAR(バー)」だ。(共同通信=石嶋大裕) パカッ、パカッ、パカッ…。御者が操る手綱に従い、どっしりとした体つきをした輓馬(ばんば)のひづめの音のリズムも心地よい。3トンはあるというえんじ色の定員18人の2階建て馬車はゆっくりと前進する。 車内でのお供はビールやワインのほか、ソフトドリンクから選べる。ビールは運営する「十勝シティデザイン」プロデュースの地元・十勝産の大麦麦芽100%のクラフトビール「旅のはじまりのビール」。乗客はほろ酔い気分で夜の市街地を約2キロ、約50分かけて周遊し、馬にニンジンをあげたり、写真