【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズは4日、ニューヨーク州のクオモ知事の側近が、高齢者施設での新型コロナ感染死に関わる報告を昨年6月に改変し、死者数を実際より少なく見せる工作をしていたと伝えた。 衛生当局による9千人余りの死者数を記した報告を見た側近が数字の多さに驚き、この部分を削除した。当時、コロナ対策で全米知事をリードしていると評価されたクオモ氏を擁護する意図があったという。 改変工作に知事本人の指示があったかどうか同紙は触れていない。疑惑については、FBIなどが既に捜査を開始している。クオモ氏は複数の女性からセクハラ疑惑も指摘されている。