どのスポーツでもそうなのですが、歴史に名を残す偉大な選手と同時代を生き、その選手を実際に観戦していたというのは、何ものにも代えられない経験なのですよね。 「後生畏るべし」なんて言いますが、少なくとも、スポーツジャーナリズムの世界(あるいは我々素人の、酒場でのスポーツ談義)ではそれは全く無縁の言葉でしょう。私たち若輩者は逆立ちしても諸先輩にはかなわない。若い競馬評論家がどんなに「アグネスタキオンはめっちゃ速かった」「ディープインパクトは日本史上最強」とはしゃいでも、上の世代が「いや、シンザンの方が強かったよ」と言ってしまえば、それで議論終了。私たちに残された道は「でも、時代も、状況も違うので一概に比較は・・・」と口を濁すことだけだ。 私より少し上のシービー・ルドルフ世代の方々が、最高の讃辞としんみりとした追悼の言葉を献上しているのを見ると、陛下を目の前で観戦できなかったということについて、如
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