岡田克也・民進党代表 株が上がっている局面で、GPIF(公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」)が株の(運用)割合を倍にすると、当面の利益は上がりますよね。ただリスクは非常に大きい。やはり年金基金のような、安定的に長期的に利益を上げていく必要があるものにはなじまないんじゃないかと申し上げてきた。それを、振り切って、国会で反対の議論というのにもまともに答えることもせず、GPIFの株式の比率を倍にした。そのデメリットが明らかになった。すでに年度で見て、5兆円程度の赤字があるのではないかと言われている。本来であれば、7月の初めにその結果を出さなきゃいけないのを、わざわざ参院選の後に送ってごまかしているわけですが、5兆円ではとても足らないっていうか、(英国のEU離脱に伴う株価の急落で)その数倍の損が出る可能性が高まっているということだと思う(大分県杵築市で記者団に)