大学入試センター試験に代わり2020年度に導入する新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の記述式問題に関し、文部科学省が、受験生の出願した大学が採点する案を検討していることが19日、分かった。 国立大学協会入試委員会が同日公表した論点整理の中で選択肢として示した。国大協は既に文科省に案を提示している。 論点整理は、国語の採点を念頭に検討。新テストをセンター試験と同様の1月中旬に行い、マークシート式の採点は新テストの実施主体が担った上で、記述式の採点は2月の出願後に各大学が実施すれば時間的余裕が出る上、大学独自の採点基準の採用も可能になるとしている。ただ、大学の負担軽減策が不可欠とも指摘している。