楽天グループの信用リスクを表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が低下した。同社は27日、財務体質を強化するために最大1000億円の社債型種類株式の発行を計画していると発表した。 トレーダーによると、楽天GのCDSは28日に290ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に低下した。CMAのデータでは、27日は332bpと前の日から34bp低下し、2022年9月以来の低水準となっていた。27年に満期を迎えるドル建て社債は28日、前日比0.2セント上昇。東京株式市場で楽天G株は2.2%高で終えた。 楽天Gは20年に既に飽和状態にあった日本の携帯電話市場に参入したのに伴い、負債を積み上げてきた。ブルームバーグのデータによると、CDSは同社の債務返済リスクが日本企業の中で最高水準にあることを示唆してきた。楽天Gは27日の発表資料で、社債型種類株は100%株式として扱われ、東証プライム市