電子ペーパーは液晶に比べて目が疲れない――こんな都市伝説めいた話について、眼に関するプロフェッショナルである検眼医が興味深い論文を発表した。 液晶と電子ペーパー――この2つのディスプレイを巡っては、特に後者の陣営からその優劣を主張する声がこれまで幾度となく挙がってきた。 この2つのディスプレイ技術にはバックライトの有無など表示原理や特性に明確な違いがあるが、こと「目の疲れやすさ」、言い換えれば「眼精疲労」という視点では、液晶は常に不遇な扱いを受けてきたといってよいだろう。Web上で目にする記事でも、短時間での条件下で比較検証した結果を以て電子ペーパーの方が眼精疲労が少ないとしているものもあるし、そもそも眼精疲労が身体疲労と混同して語られていることも多い。読書デバイスとしてのタブレットやスマートフォンが台頭する中、そしてAmazonが「Kindle Paperwhite」や「Kindle F
「GALAPAGOS STORE」と「Reader Store」と「koboイーブックストア」の“蔵書点数”を比べてみた(10月26日編):定点観測(1/3 ページ) 電子書籍ストア「GALAPAGOS STORE」と「Reader Store」、「koboイーブックストア」で購入できるeBookの点数をジャンル別に集計する本連載。今週の進ちょくはどうなっているのだろうか。 今週はビッグニュースが相次ぎ、ついにKindleストアの開設と端末の投入スケジュールが明らかにされたアマゾン、アップルの7型タブレット「iPad mini」発表、そしてマイクロソフトの最新OS「Windows 8」がリリースされ、同OSを搭載したタブレットPCが登場している(関連記事:Amazon、Kindleシリーズの国内出荷を11月19日から開始、Apple、7.9インチディスプレイ搭載の「iPad mini」発表
楽天は、「koboイーブックストア」のオープン当初の電子書籍数について、景品表示法上不適切な部分があったとして、消費者庁から行政指導を受けたと発表した。 楽天は10月26日、子会社のカナダKoboが運営する「koboイーブックストア」のオープン当初の電子書籍数について、景品表示法上不適切な部分があったとして、消費者庁から行政指導を受けたと発表した。 7月19日のオープン当初、電子書籍端末「kobo Touch」のパンフレットなどに、koboイーブックストアの日本語のコンテンツは「約3万冊」と表記していたが、実際は1万9164冊だった。同社は「今回の指導を真摯に受け止めるとともに、ご迷惑をおかけしたお客様、関係者の皆様にお詫び申し上げます」と謝罪している。 koboイーブックストアの現在のコンテンツ数は約6万5000冊、うちWikipediaのコンテンツが約500点という。 koboは端末発
Amazon.comのKindle向け洋書が、日本のユーザーが購入する場合に大幅な値上げになっているという報告が相次いでいる。米国向け価格の2倍以上に高くなっているケースも。 Kindleストア日本版がオープンした10月25日ごろから、米Amazon.comで販売されているKindle向け洋書が値上げされているという報告が相次いでいる。値上げは日本のユーザーに対して行われているようで、書籍によっては米国向け表示価格の2倍になっているケースもあり、洋書を楽しんでいたユーザーから不満の声が上がっている。値上げの背景は不明だが、Kindleストア日本版のスタートが影響している可能性もありそうだ。 例えば、邦訳もベストセラーになった「スティーブ・ジョブズ」の原書「Steve Jobs」。編集部で確認したところ、ログアウトした状態で米Amazon.comで検索すると、Kindle版の販売価格は16.
3万冊を扱う“本屋”になった「ニコニコ静画(電子書籍)」を使ってみた:コメント数で本を探すのも一興(1/2 ページ) ドワンゴの電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」が有料販売を本格開始し、iOSアプリにはストア機能が加わった。サービスを使ってみると、コメントの盛り上がりやタグ、イラストPOPを通じて作品に出会えたりと、ニコニコらしい仕掛けがあることが分かる。 ドワンゴの電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」が10月24日、有料作品の本格配信をスタートした。同社は今回、124の出版社と提携してコミックを中心に約3万2000冊(24日時点)の電子書籍を配信する。サービス内容については新サービス発表会の記事で紹介したが、ここでは使い勝手などをレビューしていく。なお、利用にはniconicoの会員登録が必要だ。 「コメント数が多い順」などで電子書籍が探せる これまで無料コンテンツの配
科学技術書の蔵書で知られ、人工多能性幹細胞(iPS細胞)関連の図書を多数所蔵している県立川崎図書館(川崎区富士見)が、ノーベル医学・生理学賞受賞が決まった山中伸弥京都大教授の特集コーナーを設置した。研究の軌跡、成果に光を当てた構成で、反応は上々。今後、関連分野の講演会開催なども検討している。 同図書館では以前から、最先端の科学技術分野としてiPS細胞を含む細胞学、生化学分野に着眼。2010年以降だけでも、約80冊を所蔵している。山中教授のノーベル賞受賞を受け、即日、特集コーナーを設けた。 関連図書は、「『大発見』の思考法 iPS細胞vs素粒子」(共著、文春新書)など一般向けに書かれた新刊本や新書、ネイチャーなどの科学雑誌、専門的な文献に分かれる。貸し出しが増えているのは、山中教授が執筆した本(共著含む)、研究の軌跡、人物像を取り上げた新刊本、iPS細胞の詳細や意義を分かりやすく紹介した
楽天は、「koboイーブックストア」のオープン当初の日本語書籍のラインアップ数について、景品表示法上不適切な部分があったとして、消費者庁から行政指導を受けたことを発表した。 楽天は10月26日、電子書籍のコンテンツ数の表示について、消費者庁から指導を受けたとされる件について、プレスリリースを発表した。指導を受けた事実があり、「今回の指導を真摯に受け止めるとともに、ご迷惑をお掛けしましたお客様、関係者の皆様に対しまして、お詫び申し上げます」とある。 これは楽天子会社のKoboが7月からオープンした電子書店「koboイーブックストア」に並ぶ日本語コンテンツのラインアップについてのもの。専用の電子書籍リーダー端末「kobo Touch」のパンフレットなどには約3万冊と表記していたが、サービス開始当初の実数は1万9164冊と乖離(かいり)しており、景品表示法の「優良誤認」に当たる恐れ(楽天のプレス
10月24日アマゾンのKindleがついに日本に上陸した。“電子書籍元年”と謳われた2010年から2年。そして“まもなく”とサイト上に告知が出てから4ヵ月。その間、楽天のkoboが登場し既報のとおり様々な話題を提供した。GoogleのNexus7が人気を博したことも記憶に新しい。米国23日にはiPad miniがお披露目され、そして本日26日にはタブレットとPCの融合を図った新OS『Windows8』が発売される。2010年に登場したiPadが切り拓いたタブレット市場だが、2012年10月はコンピューターの歴史の中でもタブレットが普及期への第二幕を迎えた時として記憶されることになるのではないだろうか。 Kindleがいつどのように上陸するのか、様々な憶測があった。Koboのように電子ペーパー(ただしこちらは暗いところでも読めるライトを内蔵)を搭載したKindle Paper Whiteだけ
民主党政権は、米国からの命令を聞かなかったために潰された――こう主張する衝撃的な新書が出版された。その新書のタイトルは『民主党大崩壊! 国民を欺き続けた1000日』(双葉社新書)。著者は2012年8月、民主党の消費税増税法案に反対し、離党した小泉俊明・衆議院議員(元民主党副幹事長、減税日本幹事長 茨城3区)だ。鳩山由紀夫元首相の側近としても知られ、与野党に幅広いネットワークを有し、政治の裏まで知り尽くしている人物だ。今回、小泉議員にインタビューし、その真実を語ってもらった。 ――今回の新書は『民主党大崩壊!』という過激なタイトルで、民主党が崩壊した内幕を語っていますが、その崩壊は鳩山由紀夫政権の改革がきっかけだったとは驚きです。 小泉俊明氏(以下、小泉) マスコミ報道では、鳩山政権は沖縄・普天間基地移設問題の迷走の末に総辞職したようになっていますが、実際には、鳩山政権のいくつかの意欲的な改
出版デジタル機構は10月26日、紀伊國屋書店との契約締結を発表。出版デジタル機構が預かるコンテンツを配信、販売することで合意した。電子書店との契約はこれが初で、第一弾であるとしている。 出版デジタル機構は、出版物の電子化支援を掲げこの4月に設立された同組織は、投資ファンドの産業革新機構が総額150億円を出資したことでも話題を呼んだ。経済産業省が進める「コンテンツ緊急電子化事業」(緊デジ)とも連携しながら、電子書籍制作と配信のサポートを軸に電子出版市場のインフラとしての役割を担っていくとみられている。 今回の契約締結で、出版デジタル機構が提供する電子コンテンツを紀伊國屋書店で配信・販売し、同社の電子書籍アプリ「Kinoppy」で閲覧可能になる。緊デジで電子化されるコンテンツのほか、既に電子化されているコンテンツも、EPUBフォーマットを中心に配信していく予定。取次、配信のシステムは7月に発表
どうも。Kindle発売にわくわくしている自炊(本の電子化)ブロガー@ushigyuです。 KindleのPaperwhite、Fireはそれぞれ11月、12月発売であることは先日記事にした通りですが、日本版Kindleストアは既にオープンされています。 そもそもKindleとはハードウェアのことだけを指すのではなく、電子書籍コンテンツも含めたサービスの総称。 Kindleストアがオープンしたということは、iPhone/iPad/iPod touch、あるいはAndroidのKindleアプリで本を読むことができるのです。 私はせっかくそれらを一通り持っているので、実際に本を購入してこれらのデバイスでKindle本を読めるのか、きちんと同期されるのかを試してみました!
アマゾンの電子書籍サービス「Kindle(キンドル)ストア」が2012年10月25日、ついにオープンした。 8000円台という端末の安さ、5万冊という品ぞろえはまさに「黒船来航」の感があるが、利用者にとっての問題はそうした「スペック」よりも、「自分がほしい本があるか」、そこに尽きる。J-CASTニュースでは各種ベストセラーランキングを元に、キンドルストア、そして他の競合サービスに「ほしい本」があるかを調べた。 楽天koboにはいずれのカテゴリーでも勝利 調査対象としたのはキンドルストアのほか、ライバルである楽天の「kobo(コボ)イーブックストア」、シャープの「GALAPAGOS STORE(ガラパゴスストア)」、そして大日本印刷・NTTドコモによる最大手「honto(ホント)」の4電子書籍販売サイトだ。 なおストア全体の商品数だが、これはキンドルが約5万冊、コボが6万5137冊を24日時
当法人の2009年度(平成21年4月1日から平成22年3月31日)の決算、2010年度(平成22年4月1日から平成23年3月31日)の決算及び2011年度(平成23年4月1日から平成24年3月31日)について、以下のとおり公開いたします。 2011年度会計報告 一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)2011年度会計報告(PDF) 2011年度にいただいた寄付金について 寄付金収入に関しては銀行振込によるもの、及びイベントでの寄付金を含みます。なお、個人名で銀行振込でご寄付いただいた方々は8名(複数回寄付の方は1名とカウントしています)、そのうち名前の公表に同意いただいたのは以下の方々(時系列順)です。 いつの間にかオッサンになりました。様 2010年度会計報告 一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)2010年度会計報告(PDF) 2010年度にいただいた寄付金、助成
■電子書籍 ◇「読んだ」14% 10代後半は35% 「小説」「漫画」2大ジャンル 電子書籍を「読んだことがある」は14%、「ない」は85%で、男女差はほとんどなかった。10代後半の35%を筆頭に、年代が高くなるにつれて読んだ割合は減っていき、40代で2割を、50代で1割を切った。 読んだことのある電子書籍(複数回答)は多岐にわたり、「小説」(58%)と「漫画」(54%)が2大ジャンル。男性は10代後半から40代まで「漫画」がトップだが、女性は20代を除き「小説」が最も多い。小説と漫画以外では、「雑誌」25%、「新聞」22%、「ノンフィクション」「実用書」各13%だった。 電子書籍を「読んだ、読みたい」理由は「書店に行かずに読みたい本を買えるから」(39%)と「かさばらず、何冊分も持ち歩けるから」(38%)がほぼ並んだ。電子書籍ならではの「画面で文字を拡大して読むことができるから」は1割にと
毎日新聞が実施した「第66回読書世論調査」では、公共図書館の民間委託について55%の人が肯定的な回答をした。利便性の高まりへの期待からだが、民間委託を支持しない人の中では個人情報流出への懸念が大きかった。一方、専用端末の登場などで「電子書籍元年」とうたわれた2010年から3年目、電子書籍が幅広いジャンルで読まれていることも分かった。【中村美奈子、福田昌史、山口昭、小山寛二】 ◇図書館委託、支持5割超 利便性の高まりに期待 公共図書館の運営の民間委託は、地方自治体の財政悪化などから各地で広がりつつある。来年度から佐賀県武雄市が予定している、CD・DVDレンタル店「TSUTAYA」の運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」への同市図書館の運営委託は、その典型だ。 こうした公共図書館の民間委託の是非を聞くと、「いいと思う」が55%、「いいとは思わない」が38%で、支持する人が上回
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