プラスチックごみを原料にした固形燃料の開発を佐賀市のある企業が進めている。処分ではなく、脱炭素にも貢献する“商品化”を目指していて、新たな環境ビジネスの可能性として注目されている。 【画像】プラスチックなどをリサイクルして生まれた固形燃料「RPF」 漂着した“プラスチックごみ”を回収海岸に漂着した、大量のプラスチックごみ。 5月、佐賀・唐津市の海岸で漂着したごみを拾い集めるボランティア活動があり、地元の漁業者など10人余りが参加した。 参加した女性: 生物に与える影響とか考えたら、ちょっとでも自分でできることを手伝いたいと思って 参加した女の子: いろんなごみがありました。ペットボトルが多い 参加した漁業者: 大型船のオイルが入ったようなポリタンクとか、養殖の網とか。汚れを落とすためのポリタンクが流れてきている 固形燃料「RPF」とは集められたさまざまなプラスチックごみは処分されるのではな
6月27日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』が獲得した。 第2位は『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』。第3位は『裁判官の爆笑お言葉集』となった。 4位以下で注目は6位にランクインした『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』。その発言が世界的に注目を集めるフランスの人口統計学者で歴史学者のエマニュエル・トッド氏と池上彰氏、初の対談本。月刊誌「文藝春秋」2022年5月号で「ウクライナ戦争の最大の責任はアメリカとNATOにある」と述べるなど、はやくからアメリカの責任を追求し続けてきたトッド氏。池上氏はその発言の真意に切り込みながら、アメリカが弱体化している証左をあげていく。アメリカが弱体化することで多極化が進み、その結果起こることとは? 多様化する世界で日本はどうすべきか?
5月7日のNHK日曜討論「いま話し合おう 子ども・若者とお金」では、小倉こども政策担当大臣と、社会保障を専門とする大学教授や、子育てや若者の問題に取り組むNPOの関係者などが、少子化対策について議論を交わした。 放送後、論者の一人として番組に出演していたある大学院生の発言にSNS上で大きな注目が集まっている。中には、「大臣よりも現状を理解している」「忖度なしの意見が爽快だった」といった意見が多数見られた。彼女の発言を切り取った動画は、SNS上で1000万回以上再生されている。 注目を集めたのは、NPO法人POSSEで奨学金問題など若者の貧困問題に取り組む、一橋大学院生の岩本菜々さんだ。日々の相談活動から見えた現場の実態をもとに、小倉大臣を前に若者の貧困の現状を訴え、討論を挑んだ。 彼女が述べた意見とはどのようなもので、なぜ「一人の大学院生」の発言が、これほどまでに反響が寄せられたのか。日曜
皆さんこんにちは!「豚に真珠」の豚ことヨッピーです! 写真は高知県の仁淀川(によどがわ)で泳ぎ狂っている僕です。いやー、高知は良いところです。本当に。夏の高知なんて最高! さて先日、高知県土佐市にあるカフェ「ニールマーレ」を運営する「崖っぷちカフェ店長」からこういった告発がなされました。 この一連のマンガがTwitterにて鬼拡散された結果、22.4万RT、1.1億インプレッションという見たことない数字になっており、一時期のTwitterは「この話題で持ち切り!」みたいな事になっておりました。Twitterのアカウントを持っている人はみんな、一度くらいはタイムラインに流れてきたんじゃないでしょうか。 その結果、色んな人が色んな事を言い始めるのはともかく、土佐市の幼稚園に「子どもを誘拐する」といった内容のメールが届いたり、土佐市役所宛に爆破予告メールまで届く始末です。 そういった明らかな犯罪
国際親善試合のカメルーン戦のメンバーを発表するサッカー日本代表のイビチャ・オシム監督(=2007年8月14日東京都文京区の日本サッカー協会) - 写真=時事通信フォト 一流のスポーツ指導者はどこが違うのか。サッカー日本代表の監督を務めたイビチャ・オシム氏は、ジェフユナイテッド市原・千葉の監督に就任した際に、コーチの小倉勉さんに「指示禁止令」を出した。なぜ小倉コーチの指示をやめさせたのか。ジャーナリストの島沢優子さんの著書『オシムの遺産』(竹書房)から一部を紹介しよう――。(第1回) 【この記事の画像を見る】 ■「オグラ、ちょっと黙れ」 オシムがジェフの監督に決まったとき、その価値を祖母井の次に知っていたのは恐らく小倉勉だろう。天理大学を卒業した1990年にドイツに渡り、ヴェルダー・ブレーメンのユースなどを指導し92年に帰国してコーチとしてジェフに入団した。 「オシムさんに関しては、イタリア
これからの季節、食卓に登場する機会も増えそうなそうめん。料理家のmisaさんがInstagramに投稿した「ネギそうめん」が話題です。 【画像】これは絶品!350万人に見られた大バズりの「ネギそうめん」の作り方(全8枚) ■昨年巷でバズった「ネギそうめん」を 昨年InstagramなどSNSでバズっていたという「ネギそうめん」。misaさんも、当時からよく作っていて、友人が来たときにおもてなし料理として出すと「美味しい!どうやって作るの?」と必ず作り方を聞かれたそう。そこで、自分のレシピを「3回はリピートするでしょ」という文言とともにInstagramに投稿したのだそう。 フォロワーたちからは「私も3回作った。まんまと」「めっちゃハマって10回以上リピートしてる。というか普通のそうめん食べなくなった」「写真撮る前になくなってもーた。。。腰抜かしました」などの声が寄せられ、すっかりその手軽さ
「そんなこと言わないでよ。わたしの夫は亡くなっているんですよ」 公文書改ざんを強要され自殺した元近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんは佐川宣寿元国税庁長官の代理人に向かって叫ぶと、泣き伏してしまった。 5月8日、大阪地方裁判所で行われた損害賠償請求訴訟控訴審の進行協議のなかでの出来事である。佐川氏の4名の弁護士はウェブ上での参加だったという。 いったいなにが起こっていたのだろうか。 国は税金を使って真相解明を阻んだ 赤木雅子さんは2020年3月18日、国と佐川宣寿元国税庁長官に対する損害賠償請求訴訟を提起した。 目的はひとつ。夫がなぜ死ななくてはならなかったのか。その真相を知りたい。ただ、それだけだった。 財務省は公文書改ざん発覚後の2018年6月4日、「改ざん等に関する調査報告書」なる文書をとりまとめた。しかし、誰が、いつ、どこで、どのようにして改ざんを指示し、どのような命令系統で
4月27日に行われた総務省の有識者会議について、産経新聞が以下の記事を公開した。 ネット時代のNHK財源は「受信料収入」で 総務省有識者会議(4/27 18:04配信 産経新聞) 私もこの会議(公共放送ワーキンググループ)を傍聴していたが、私が聞いたのとずいぶん印象が違う見出しだったので驚いた。2時間にも及ぶ会議を短く要約したせいか、誤解を生みかねない見出しに思える。実際、ネットでは「有識者はスマホ所持なら受信料を取ると意見が一致した」などと誤解したTwitterの投稿や記事を引用した別の記事が飛び交っている。産経の記事にはよくよく読めば誤りはないが、見出しに続けて読むと誤った受け止め方をしてしまうのも当然なので解説しておきたい。 産経の記事では・・・ NHKの財源として、スマートフォンなどを含めて受信できる環境にある人に費用負担を求める「受信料収入」が望ましいとして意見が一致した。 会合
安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人や銃刀法違反、武器等製造法違反などの罪で起訴された山上徹也被告。今は裁判の開始を待っています。4歳の時に父親をなくした山上被告を、父親代わりにみてきた親族がいます。弁護士の資格を持つ伯父です。特に、事件があった2022年7月8日以降は、さまざまな形で山上被告や家族に関わってきました。「近く勾留されている徹也に会いに行こうと思う」。そう話す伯父は、思いをつづった5枚のメモをもとに、記者に現在の心境を語りました。 関西のとある閑静な住宅街。暖かな春の日差しの下で咲くソメイヨシノにはたくさんの鳥が集まっています。「ウチの庭にはたくさんの野鳥が来ますよ。四季を感じられるようにサザンカや寒ツバキ、桜などを植えて50年近く手入れを続けています。自然はとても面白いですよ…」。山上被告も幼い頃に見ていた庭を眺めながら、伯父はこう事件について振り返ります。 「荷物まとめて、すぐ
「やっと夢が叶ったと思ったら、わずか半年でこんなことになってしまった。やりきれないですよ……」 「お前はすぐに男に股を開く」セクハラ被害を受けた女性のメモ 現役自衛隊員のAさんは、悔しそうにそうこぼした。2月3日、防衛省へパワハラの告発をしたあとに不当逮捕されたとして、国に向けて慰謝料約1000万円を求める訴訟を起こしたのだ。 『週刊女性PRIME』は、当事者であるAさんと、彼と連名で裁判に参加しているパワハラ被害者で元自衛隊員のBさんの2人に取材し、今の思いを聞いた。 Aさんは40代の男性で、勤続約20年のベテラン。BさんはAさんと同じ職場で働いていた20代の男性だ。 「逮捕される半年前から、以前から志望していた、自衛隊内にある診療放射技師を育てる専門学校の教官をしていました。若い隊員のなかには、体力の問題でやめていく子も多いんですけど、この仕事だと被災地に医療支援で行くこともあり、やり
「なぜ私じゃなく、ChatGPTに心を開くんだ……!」 「ChatGPTを使えと、勧めるんじゃなかった」 部下に心を開いてもらえない上司が、こう悔しがる。そんなシーンが、今後は増えていくかもしれない。 AIチャットボットの「ChatGPT」が現れたことで、これまでよりも部下たちは自分の思考や気持ちを打ち明けるのに、上司よりも「ChatGPT」を頼るようになるかもしれない。 AIに対して効果的な質問を繰り返し、自己分析をすることで、自分の役割や目標を明確にして、仕事で成果を出すようになる。 そんな「上司要らず」の世界が、もうすぐそこまで、来ているかもしれない。 それにしても上司との「1on1ミーティング」では心を開かない部下が、なぜ「ChatGPT」には積極的に心を開くのか? 今回は、「ChatGPT」がコーチング的な役割を担ってくれる条件や、どのような質問を投げかけることでその役割を果たす
岸田首相は記者会見で、配偶者の扶養に入っている人が一定の年収を超えると、社会保険料の負担が発生して逆に収入が減ってしまう、いわゆる「106万円の壁」「130万円の壁」について、制度の見直しに取り組む考えを示しました。 岸田首相は記者会見で、いわゆる「106万円・130万円の壁」について「被用者が新たに106万円の壁を超えても手取りの逆転を生じさせない取り組みの支援などをまず導入し、さらに制度の見直しに取り組む」と表明しました。 また、こうした「年収の壁」を意識せずに働くことが可能になるよう「短時間労働者への被用者保険の適用拡大」と「最低賃金の引き上げ」に取り組む考えを示しました。 いわゆる「年収の壁」は、配偶者の扶養に入っている人が、企業の規模によって「106万円」や「130万円」の年収を超えると、社会保険料の負担が発生して逆に収入が減ってしまうことを表す言葉です。 政府は、この制度を見直
少子化に歯止めがかからないのはなぜか。自らも非正規雇用者であり、地方病院で働く機会も多い麻酔科医の筒井冨美さんは「日本政府は多くの女性支援策を提供し少子化対策をしているが、その対象は東京を含む都市圏で働く四大卒のホワイトカラーの女性向けに偏っている。“出生数の稼ぎ頭”である地方在住の女性、例えば非大卒・非正規を中心としたエッセンシャルワーク職などの女性支援をもっと手厚くするべきだ」という――。 【図表】代表的な女性支援制度 ■岸田首相「育休リスキリング」炎上の火種 岸田文雄首相の「育休リスキリング」発言が炎上した発端は、1月の参院代表質問にあった。 同じ自民党の大家敏志議員が「産休・育休の期間に、リスキリングによって一定のスキルを身に付けたり、学位を取ったりする方々を支援できれば、キャリアアップが可能」と述べた。これに対して、岸田首相が「育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学びなお
高齢であったり、認知症の親を持つと「お金の管理」が心配になってくる。親の代わりに「銀行でお金の出し入れをしてあげたい」と考えるが、家族であっても本人の口座に頻繁に手を入れることは容易ではない──。銀行に「口座を凍結」され、何もできなくなってしまうその前に、何かできることはあるのだろうか。行政書士であり静岡県家族信託協会代表を務める石川秀樹氏に、分かりやすく解説いただく。 信託前の財産管理、代理人カードがおすすめ老いてきた親のお金の管理が心配で、ある時期から娘さんが代わりに銀行に行ってお金の出し入れをする──。それを誰にとがめられることもなく、正々堂々とやっていくために「家族信託」があるわけですが、多くの場合、すぐに「契約しよう」と決心がつくものではありません。 しかし、銀行に凍結される可能性は常に念頭に入れておかなければなりません。そのためのベストな選択とは、一体何なのでしょうか…? その
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。 * * * 若い経済学者が高齢化について「唯一の解決策ははっきりしている」として、「高齢者の集団自決」を提言したことが話題になっている。「人間は引き際が重要だと思う」ということも、「過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」ということも事実の摘示としては間違っていない。でも、この人が「解決」と呼んでいるものは、やってもたぶん「解決」にはならないと思う。 似たようなロジックでかつてドイツは「ユダヤ人問題の最終的解決」を企てた。問題そのものをなくすことで問題が解決できると信じてホロコーストを始めたのである。だが、いくらユダヤ人を殺してもドイツの国運は向上しなかった。やむなく、「チャーチルもルーズベルトもスターリンも世界ユダヤ政府の走狗(そうく)だ」と「
* * * 新年合併号につき、あけましておめでとうございます。2023年も素直に思ったことを書いていきます。 さて、新年一発目の話は「キモい」という言葉と「反日・売国」という言葉にしようと思います。 12月6日に衆議院総務委員会で、共産党の宮本岳志議員が、自民党の杉田水脈総務大臣政務官に質問した。杉田議員はブログで、「左翼の気持ち悪さ、恐ろしさを再確認した」「彼らは、存在だけで日本国の恥晒しです」と書いている。 宮本議員は、「私は気持ち悪いですか? 日本国の恥晒しですか?」と訊ねた。杉田議員は「コメントは差し控える」と逃げたが、宮本議員は「表現じゃない。おっしゃってることは差別発言なんですよ」と詰め寄った。よくぞ、はっきりいってくれた。嬉しい。 あたしは思想的に左寄りで、ネットでは右寄りな人たちから、「反日」だの「売国」だの酷い言葉を投げつけられる。そして最近では、ラディカルフェミニス
価値観や属性の異なる人々と住まいを共にするマンションでは、さまざまな問題が起こる。騒音や異臭、共用施設の使い方など、他人と同じ建物で暮らすならある程度のトラブルや問題は避けられない。今回はそんなマンション住人3名で座談会をしてもらった。 【マンガ】「一緒にお風呂入ろ」母の再婚相手から性的虐待を受けた女性の罪悪感 ---------- 貴史さん/50代会社役員の男性、都心部・築浅タワマン高層階(約1億円)、夫婦2人暮らし 孝太郎さん/40代会社員の男性、都心近郊・築古タワマン低層階(約7000万円)、家族4人暮らし 香さん/30代会社員の女性、都心郊外マンション(約5000万円)、夫と幼い息子の3人暮らし ---------- 香さん トラブルと言えば、ありがちですが、前に住んでいたマンションで騒音トラブルがありました。そのマンションは5000万円ほどで中古で購入したのですが、住み始めて1年
自工会の会見資料より。現在、自動車関連産業に従事するのは550万人。これを鉄道やエネルギー、情報通信など、乗り物が関連できる産業まで含めると850万人になる。さらにGX(グリーントランスフォーメーション)やDXを進めると1000万人に「分配」を広げることができる、という図 「今年の春闘(春季生活闘争)はどうなりますか?」 年末が近づいたタイミングでの大手企業のトップや経済関連団体の記者会見では、定番の質問といっていいだろう。2022年11月17日に実施された日本自動車工業会の記者会見でも、質疑応答が始まると、指名された大手新聞社記者が「お約束のひとつ」という雰囲気でこの質問を自工会幹部へ投げかけた。 「誠実に話し合いを進めてまいります」 というような、通り一辺倒の回答が来るか、それとも物価高を背景にしたベースアップについてなど、具体的な話が出るか……記者側がそういった心の準備をしていたとこ
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