米ヤフーが29日、マイクロソフト(MS)検索エンジンを利用する包括提携を同社と結んだことを受けて、ソフトバンクの孫正義社長は30日、ヤフー日本法人も「MSの検索エンジンを採用する可能性が高い」と発言した。 孫社長は「詳細を決めるのはこれから」としながらも、「(MSのエンジン採用は)可能性が高いと思う」と述べた。ソフトバンクはヤフー日本法人の発行済み株式の41%を保有している。 マイクロソフトとヤフーは29日、ネット検索と広告配信分野で包括提携することで合意したと発表。ヤフーはMSの新検索エンジン「Bing(ビング)」を自社サイトに採用する方針を明らかにしていた。ただ、米ヤフーは日本法人の株式保有比率が33%にとどまっているため、米本社の決定が日本法人の戦略に影響を及ぼすかが注目されていた。