タグ

ブックマーク / takashukumuhak.hatenablog.com (1)

  • 西夏文字解読という偉業・・・西田龍雄氏のこと - Tr,平居の月曜プリント

    昨日の新聞各紙に、西田龍雄氏の訃報が載った。西夏文字の解読者である。 昔、中学時代だったか高校時代だったかは憶えていないが、井上靖の『敦煌』を読んだ時、妙に印象に残った場面がある。主人公・趙行徳が、助けた女から礼として一枚の布きれをもらった。見ると得体の知れない文字が30個並んでいる。女はそれが西夏の文字であると告げた。行徳は読めないので、それを進士試験(中国における高級官僚登用試験)の長であった礼部の長官(礼部尚書)のところに持ち込み、解読を依頼した。やはり読めなかった礼部尚書は、その文字を「漢字を真似て作ったつまらぬ文字だ」と切り捨てる。それに対して行徳は、「一つの民族が文字を持つということは大変なことではないのか」「文字を持ったということは、それだけ西夏が大国になったということではないか」とい下がる。こんな場面である。 通常の言葉は、すべて音だけで生まれ、はるか後の時代になって文字

    西夏文字解読という偉業・・・西田龍雄氏のこと - Tr,平居の月曜プリント
  • 1