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2016年4月19日のブックマーク (3件)

  • 過去興行収入上位作品 一般社団法人日本映画製作者連盟

  • 西夏文字解読という偉業・・・西田龍雄氏のこと - Tr,平居の月曜プリント

    昨日の新聞各紙に、西田龍雄氏の訃報が載った。西夏文字の解読者である。 昔、中学時代だったか高校時代だったかは憶えていないが、井上靖の『敦煌』を読んだ時、妙に印象に残った場面がある。主人公・趙行徳が、助けた女から礼として一枚の布きれをもらった。見ると得体の知れない文字が30個並んでいる。女はそれが西夏の文字であると告げた。行徳は読めないので、それを進士試験(中国における高級官僚登用試験)の長であった礼部の長官(礼部尚書)のところに持ち込み、解読を依頼した。やはり読めなかった礼部尚書は、その文字を「漢字を真似て作ったつまらぬ文字だ」と切り捨てる。それに対して行徳は、「一つの民族が文字を持つということは大変なことではないのか」「文字を持ったということは、それだけ西夏が大国になったということではないか」とい下がる。こんな場面である。 通常の言葉は、すべて音だけで生まれ、はるか後の時代になって文字

    西夏文字解読という偉業・・・西田龍雄氏のこと - Tr,平居の月曜プリント
  • 文字が語りかける民族意識:カラホトと西夏文字 | 貴重書で綴るシルクロード

    北京の東北、万里の長城で有名な八達嶺の手前に位置する居庸関には、雲台(1)と呼ばれる過街塔がある。塔自体は元末明初に損壊したが、下部のトンネルの左右両壁には、建立の由来などが6種の文字で刻まれて残っている。このうち5種類の文字については、それがランツァ文字(梵語)、チベット文字、パスパ文字(蒙古語)、ウイグル文字、漢字であることは以前からわかっていた。しかし、残りの1種は、いったいどこの文字なのだろうか。 長い間不明のままだったこの文字が、実は「西夏文字」という文字であることが判明するには、19世紀フランスの東洋学者・ドゥベリア(Devéria, Gabriel)の指摘を待たねばならなかった。居庸関が造られたのは1345年と、中国の長い歴史から見ればそれほど昔のことではないというのに、いったいなぜ、西夏文字はこれほどまでに忘れ去られてしまったのだろうか。 西夏文字とは、現在の寧夏から甘粛・