クリスチアーノ・ロナルド、130億円。ガレス・ベイル、120億円。ルイス・スアレス、110億円。サッカー界において、スター選手の移籍金は毎年高騰し続けています。 有力選手の争奪戦は過熱化し、クラブは移籍市場に大金を投じて長期契約を求めるケースが増えました。そのきっかけを作ったのが、ジャン・マルク・ボスマンという選手であることをご存知でしょうか?今回は全くの無名選手だった彼がサッカー界の歴史に名を残すことになった、「ボスマン判決」を紹介します。 ことの発端とボスマン判決 1990年、ベルギー2部リーグに所属していたボスマンは2年間の契約が切れたためフランスリーグへの移籍を希望しました。しかし所属クラブがこれを拒否し、移籍することができませんでした。当時のクラブと選手間の規約では、契約満了後の選手の保有権はクラブが保持し、選手は自由に移籍できなかったのです。 ボスマンは移籍の自由化を求めて、ま
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