タグ

物語論に関するcrow_henmiのブックマーク (121)

  • 三幕構成に関して(2)〜各用語のまとめインデックス〜 - スクリプト・バスターズ

    前回は、「三幕構成を持つ映画は面白い=三幕構成を持たない映画はつまらない」ということに関して述べた。今回は、それを受けて三幕構成で使われる用語に関して一つずつ解説していく。 最初に断っておくが、今回の用語解説のみで全てを理解することは不可能だ。むしろ、今回の用語解説は今後のためのレファレンス的な位置づけとなるだろう。前回も少し触れたが、三幕構成でまず大事なことは、それを「疑わない」ことだが、表面的な用語の解説のみでそこまで深く理解してもらうことは困難だと思う。 では、以下に順次解説していく。 ◆第一幕(ビギニング/セットアップ) 映画冒頭から、二時間モノであれば約30分までにあたるパート。「セットアップ」とも呼ばれるのはこのパートにおいて、時代、場所、登場人物、状況、事件の発端、映画のトーン(日語風には「天地人=天(情勢)、地(場所)、人(人物)」)などが観客に提示されるため。ここにおい

    三幕構成に関して(2)〜各用語のまとめインデックス〜 - スクリプト・バスターズ
  • 大塚英志緊急寄稿「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント

    星海社ウェブサイト『最前線』において6月中旬の開始を予定している大塚英志氏の新連載『角川歴彦とメディアミックスの時代』の公開に先駆けまして、大塚氏から緊急寄稿がありましたので急ぎ僕のブログを通じて公開いたします。タイトルは「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」。 先日発表されたKADOKAWA・DWANGOの誕生が放つ巨大な重力から逃れて生きることは、ライトノベル漫画、アニメ、ゲーム、ネットなどのただ中で生きている僕たちにとってはほぼ不可能な状況になることでしょう。だからこそ、僕たちはたった今、個人個人が真剣にこのKADOKAWA・DWANGOの合併劇について考えるべきなのではないでしょうか。そういった意味で、この緊急寄稿は必読のテキストであると考えます。 また、新連載『角川歴彦とメディアミックスの時代』では、「メディアミックス」の誕生の原点とされる80年代史と角川源義、

    大塚英志緊急寄稿「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
  • 作品の楽しみ方 「引き出し型」/「アジャスト(調整)型」

    泉信行 @izumino 引き出し型は、いわゆる教養主義者で、「自分は古いタイプの時代遅れな消費者」と自覚してることが多い。つまり、ある作品には「読み方」というのがあって、その作品が楽しめない理由を「その読み方の引き出しを自分が身に付けていないから」に求める。そして「引き出しを広げる勉強」を良しと考える 泉信行 @izumino このタイプに偏る人の場合、ありうる問題としては、「読み方さえ修得すればどんな作品も楽しめるはず」という、ある種の傲慢さや、「引き出しが増えれば増えるほど、より多くの作品を楽しめるはず」という、盲信に基づいた言動を取ることなどがある。読み方のストックが主体で、作品は客体だとも言える

    作品の楽しみ方 「引き出し型」/「アジャスト(調整)型」
  • 暴力の予兆表現とおおかみこどもの雨と雪 - 指輪世界の第五日記

    「おおかみこどもはさ、雪斜面の疾駆のような躍動的なシーンが素晴らしかったのもあるし、あと、暴力の予兆表現が当に、実に素晴らしかった」 「ふうん?」 「以前、伊藤計劃さんが、スピルバーグの宇宙戦争のキャッチボールシーンはすごい、って書いていたけれど、http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20050701」 「なにこれ読めばいいの」 「読んだほうがいい」 「伊藤計劃さんは苦手なんだよなー 話したでしょ? 神林長平先生が取り上げてたから虐殺器官とハーモニーを読んだんだけど、環境に対する主人公の主体性が、まさに…」 「読んだ」 「暴力行為そのものというよりも、それへの徴候、予兆をはらんだ状況を描くことが大事だと僕は思う。たとえばサウダーヂはそこがよかった。主人公の土方労働シーンでの肉体や重機の物理的な力の描写が強力で、そのへんからくる映画全体に常に伏流した暴力の予感

    暴力の予兆表現とおおかみこどもの雨と雪 - 指輪世界の第五日記
  • @ninomae_fumiさんによる「主人公がヒロインを救う行為」のおはなし

    現場猫教授 @Dr_crowfake ちなみにヒロインを救わなければならないというイデオロギーは葉鍵あたりで急速に膨らんだ感があるものの、そのひとつの契機となった「雫」では、トゥルーエンドにおいて「ヒロインを救おう/それにより所有しようとした行為がヒロインを決定的に失わせる」という話になってることに注意。 2012-07-27 10:40:52 現場猫教授 @Dr_crowfake ヒロインを救おうとする行為を安直に描いてしまう問題、かつてセカイ系の想像力の基礎を創りだした作品のひとつであるエヴァがヱヴァで臆面もなくやらかしているので、非常に悩ましい。 2012-07-27 10:45:36

    @ninomae_fumiさんによる「主人公がヒロインを救う行為」のおはなし
  • ベタなディストピア作品の法則 - chakuwiki #全般

    法則[編集 | ソースを編集] 主人公は体制側の人間だが、現在の体制に疑問を持っている。 そして、何かの切っ掛けで反体制運動に荷担するようになる。 最終的に敗北して何も変わらず、というエンドも結構ある。 体制側に勝利し体制を崩壊させるが、そこでエンディングを迎える為、この後がどうなるかは語られない。 そもそも「反乱の発生から鎮圧までがガス抜きのための予定調和のショー」という場合もある。主人公自覚のないアクターというパターン。 反体制グループの中の女の子に惚れる、というのがいちばんベタ。 結末がどうであれ、主人公の反体制行為は大抵当局に露呈する。 読者・視聴者にとっては当たり前に思えることが、訳の解からない理由で禁止されている。 中盤から終盤でその理由が明かされる。 変な制度や法律の表向きの理由は色々あるが、隠された目的は決まって現体制の維持。 モデルは大抵ナチスドイツと言いたいところだが、

    ベタなディストピア作品の法則 - chakuwiki #全般
  • 主人公によるヒロインの救済について

    現場猫教授 @Dr_crowfake ところで。ヒロインが悲劇的状態に陥ってるのを主人公が助けるという類型の恋物語は結構ありますし、それゆえに主人公はヒロインが悲劇的状態に陥っているなら助けなければならないというドグマが立ち現れがちな件について、少しメモなど。 2012-06-14 16:58:38 現場猫教授 @Dr_crowfake 主人公によるヒロインの救済は、必ずしもヒロインが陥っている悲劇的状態を解消するためにパターナリスティックな権力を行使するという形にとどまりません。主人公がヒロインのそばにいることに寄って支えられる、それどころか傍にいようとすることによってすら支えられる場合もままあります。 2012-06-14 17:00:57 現場猫教授 @Dr_crowfake 主人公によるヒロインの救済は、必ずしもヒロインが陥っている悲劇的状態を解消するためにパターナリスティックな権

    主人公によるヒロインの救済について
  • The Red Diptych

    ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 The Red Diptych

  • スーパーマンしか「普通」になれないの?/求められるのは庶民の物語だ、たぶん。 - デマこい!

    昨日の記事では、足がすくむほどたくさんのブックマークをいただきました。ありがとうございます。調子に乗って連日更新しちゃうぜ。 ※なお、このブログは小説映画・アニメなどの感想を淡々と書いていくものです。「社会」について語ってしまったのは……ええと、その、ちょっとした気の迷いです>< ◆ ◆ ◆ 「凡人のための物語」って、どんなものだろう。 日には「謙遜」という文化・習慣があるので「俺ってすごいだろ、もっと褒めろ!」みたいな態度を取る人は少ない。そういう言動を取ると嫌われるし、最悪の場合はどこかのIT社長のように粉飾決算の嫌疑をかけられて潰される。 社会的に恵まれた人たちに「自分たちは特権階級である」という認識が乏しいのは、そういう文化的な背景もあるんじゃないかな。「いやいや、スゴイだなんてそんな……ぼくは普通ですよ」と答えているうちに、当に自分が普通であるかのように錯覚してしまう。「普

    スーパーマンしか「普通」になれないの?/求められるのは庶民の物語だ、たぶん。 - デマこい!
  • http://uminekozawa.com/archives/1697

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
  • ホラーと対峙する——恐怖・差別・排除について

    High moon @shiroru 現代の妖怪学って一定の流れはあるのかな。民俗学からとしては基的に過去の例や記録を探るのが中心だろうとは思うけれども。現代の無数の都市伝説や怪談はネット等の普及で厳密な起源追求や発生過程の判断は難題にもほどがあるしなあ。 2010-12-19 21:30:27 High moon @shiroru 妖怪なんてものの在り方自体もネット全盛の時代じゃかなり変容してると言えそうだしなー。誰かにとっては見えない暗部を人間でない何かとして描いたり、不幸を押し付けたり、現実逃避の矛先にしてみたり、そんな役割を化け物が担う必要が無い時代だものね。 2010-12-19 21:40:54

    ホラーと対峙する——恐怖・差別・排除について
  • 門倉直人『ローズ・トゥ・ロード』: 21世紀、SF評論

    SF評論賞受賞者有志が情報発信を行なう公式ウェブログ。独自の視点でSF作家・作品に深く切り込んでいきます。 ※日SF評論賞については、日SF作家クラブの公式サイトをご覧ください。 特に断りのない限りは署名のある個人の責任での仕事となります。なお、SF評論賞受賞者内では現在、有志によるユニット制をとっており、仕事ごとに有志がユニットを組み、ユニットの構成員ないしユニット内の代表者が責任を負う形で仕事をさせていただいております。 サイトの管理、およびサイトをご覧になった方による執筆者への仕事の依頼の対応につきましては、岡和田晃が担当しています。 お問い合わせは、表題に【SF評論】と付けたうえで、 akiraokawada★gmail.com(★を@に) まで、よろしくお願いします。 【日SF評論賞受賞者が参加した仕事】 <大西赤人責任編集「季刊メタポゾン」にて、SF評論賞受賞者有

  • 医龍についていろいろメモ。 - アセティック・シルバー

    漫画, 物語論最近24巻まで読み終わった。とにかくものすごい。何がすごい?   →最後に行けば行くほど物語のテンションが上がっていくこと  →ヒーローが信じられない奇跡を起こしていくドラマで始まってチームを造りあげていく物語で終わる。   →朝田がヒーローとして終わらない。    →23巻に描かれる物語の脚構造は完璧。朝田が造りあげたチームが、当に朝田抜きでも成り立つチームなのかを試す     ために課された試練が「朝田を手術すること」というこれ以上ない物語のダイナミズム! 完璧な脚。  →各登場キャラとの関係性の密度がハンパない。   →朝田加藤、朝田伊集院、加藤伊集院、荒瀬伊集院、朝田伊集院、朝田ミキ、加藤ミキ、霧島朝田、伊集院霧島    野口朝田、野口加藤、国立国立息子、とっつぁん朝田、とっつぁん伊集院、とっつぁん加藤、ミキ霧島    木原霧島、野口霧島、鱈淵さん(笑)。   

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    お買い物の美学:毎日の材調達篇 お買い物は様々な美的経験をもたらす行為である、と私は主張する。 私はお買い物が好きである。私は美学者である。美学者というのは日常的な経験(料理仕事)から非日常な経験(観劇だったり旅行だったり)まで、あらゆる経験における美的な要素を捉えたり分析したり…

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
    crow_henmi
    crow_henmi 2010/11/29
    セカイ系~萌え四コマの流れは認知コスト低下のために世界の過剰/多様さを捨象する。最近の日本の社会学者は、ルーマン的社会システム設計で世界の過剰/多様さを捨象する。みたいな。
  • 漫画家 松田未来氏「物語の構造論で面白い話が書けない理由」

    松田未来 5/26コミティア148 N-27a "TEAM Firebird" @macchiMC72 「物語の構造論で面白い話が書けない理由」http://bit.ly/aikWql 完成品を分解して構造を理解する事は出来ても、それを一から作れと言われると出来ないエンジンのライセンス生産みたいな話。 松田未来 5/26コミティア148 N-27a "TEAM Firebird" @macchiMC72 「物語の構造論で面白い話が書けない理由」 の続き。よく漫画家同士でも「なんか法則とか公式の類は無かろうか」と話すのは良くあること。でも結局セオリーはあってもそれだけでは物語は出来ない結論になる。

    漫画家 松田未来氏「物語の構造論で面白い話が書けない理由」
  • 小説としての体裁と構造をどう構築するか

    作家の榊一郎さん(@ichiro_sakaki)のプロットの構成に関する呟きから始まり、小説を作成する上での文章の書き方や、物語の構造を把握することの重要性などをまとめました。私用ですので、欠けているところが多々あります。

    小説としての体裁と構造をどう構築するか
  • 「死亡フラグ」もしくはドラマを盛り上げる「落差」の話

    榊一郎@新たなる旅立ち? @ichiro_sakaki キャラクターの「死」は基的に読者の人に対して比較的大きな衝撃を与えます。ですが、どうせ既に名のあるメインキャラを死なすなら、こう、その効果は最大限に活かしたいと考えるのが人情。 榊一郎@新たなる旅立ち? @ichiro_sakaki 例えばキャラクターが死んで哀しい、という気持ちを読者の人の中にも最大限大きくする為には、単に死なせるよりも、「死亡フラグ」を立ててからの方が悲しさが増しやすい、という話。 榊一郎@新たなる旅立ち? @ichiro_sakaki 例えばあるキャラクターが死ぬ。彼がその直前に「俺、故郷に帰ったら幼馴染みのアイツと結婚するんだ」という台詞を漏らす。典型的な死亡フラグですが、逆に言えばどうして「こんなに死亡フラグなんて言葉が出る位に多用されるモチーフなのか?」を考えてみる

    「死亡フラグ」もしくはドラマを盛り上げる「落差」の話
  • 魔法少女・成長・シチズンシップ

    とくめー @FXMC_ 最近のラノベ読者は、努力するとかいう話が嫌いで、生まれつきなんらかの素質を持っているというのも流行らない…普通の少年少女がある日突然、がいいらしい、とのおはなし。いいことじゃないいか。インパールへ続く精神主義にも、アウシュビッツに続く選民思想にも背を向けた素晴らしい若人だ。 とくめー @FXMC_ こういう傾向があるらしい、というのが既に真偽不明の伝聞。該当する作品もあれば該当しない作品もありどうとでもいえる。それが事実だった"としても"私は困らないってか、むしろ努力や先天的英雄が持て囃される物語感の方が問題があるんじゃねーのと。(普通の少年少女がある日突然、がいいらしい)

    魔法少女・成長・シチズンシップ
  • 90年代とゼロ年代と10年代の主人公と思想 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    90年代とゼロ年代の違いはなにか、と一言で言うならば、そこは「主人公」におくべきなのではないかととくめーは考えています。 「90年代の主人公」といった場合、なんか評論畑では碇シンジをイメージするらしいのだけど、むしろ私がイメージするもっとも典型的な「90年代的主人公」は、ハーレム系作品史の企画で取り上げてきた、柾木天地―柏木耕一―藤田浩之―相沢祐一といった、ちょっと鈍くて底抜けに善良な普通の少年(少女)。その言動の元になる思想を一言でいうならば『ヒューマニズム』といったところで、このスタイルをもっともよくあらわしたキャラクターはエヴァ・葉鍵から始まる90年代の一連のブームの系譜の最後の終着点である「福沢祐巳」となる(もう一つの終着点はキョン君)。こういう凡人語り部キャラというのは、読者が受け入れやすいように、平凡で善良なキャラクター設定が為され、結果的に特異な属性を持つヒーローキャラよりも

    90年代とゼロ年代と10年代の主人公と思想 - とくめー雑記(ハーレム万歳)