東京電力は13日、地域ごとに交代で電気を止める計画停電について、今夏に実施する場合、東京都心部については前回と同じく停電対象外とすることを明らかにした。都心部は鉄道や信号機、医療機関などが集中しており、計画停電を実施した場合に、混乱が大きくなると判断した。 東電は3月に実施した計画停電でも東京都心部を対象外としていた。そのため、停電地域の住民などから「不公平ではないか」などの批判も寄せられていた。 会見した藤本孝副社長は、今夏の供給力は「非常に厳しい状況であることに変わりない」として、引き続き節電への協力を企業、家庭に呼び掛けた。(共同) [2011年5月13日12時41分]