ニューイングランドの外来植物を研究しているJohn Silanderさんとつくばで外来植物のシンポジウムに出た。そのあと、Silanderさんに九大に来ていただいて、生態研・天草臨海実験所・数理研でセミナーをしていただいた。3回もセミナーを頼んだので、御礼に阿蘇を案内したのだが、草千里で雪に降られ、中岳には近づけなかった。しかし、日本の草原を見るのは始めてとのことで、喜んでいただけた。 Silanderさんによれば、メギがニューイングランドの自然林の林床で大繁殖しているそうだ。日本では湿地に生えるが、ニューイングランドでは乾燥した場所にも生え、自生の低木よりも競争に強いという。 また、ツルウメモドキが大繁殖して、これも困った問題になっているそうだ。直径が20cmくらいに太ったツルウメモドキが高木にまきついている様子は壮観である。 このほか、マユミ、ネズミモチ、ノイバラ、ハマナスなどが野生化