ちょっと前の話だけど、tummygirl さんが以前取り上げていた「人種的違和」というテーマについて、きちんと書いておかなくちゃいけないなと思いつつ、やっぱり面倒くさいのとわたしが達した結論があまりに身勝手なので後回しにしてきたわけだけど、あんまり後回しにし続けると永遠に書けないような気がするのでとりあえず何か書くことにする。 ここで問題となっているのは、性同一性障害だとか性自認だとかいう言葉が流通するようになって性別は超えられるようになったのに、人種同一性障害というのが認められないのは何故か、という問題。実は、わたしは普段はこの疑問は取り合わないことにしている。だって、「人種同一性障害」という概念を議論に持ち出す人たちの大半は、性別と人種の問題について考えようとしているわけじゃなくて、ただ単に「白人が自分は黒人であると言っても認められないのだから、男性が自分は女性だと言っても認める必要は