Fortinet製品が搭載する「FortiOS」の脆弱性「CVE-2022-41328」が、ゼロデイ攻撃に利用されていたことがわかった。複雑なエクスプロイトを用いており、政府関連や大規模組織をターゲットに攻撃を展開している可能性がある。 「CVE-2022-41328」は、「FortiOS」に明らかとなったパストラバーサルの脆弱性。現地時間3月7日にセキュリティアドバイザリが公開されているが、ゼロデイ攻撃をきっかけに脆弱性を把握し、対応したものであることがわかった。 コマンドラインインタフェースより細工したコマンドを使用することで、基盤となるLinuxシステムにおいてファイルの読み書きが可能となり、悪用されるとコマンドやコードを実行されるおそれがある。同社は脆弱性の悪用に権限が必要であるとし、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.7」、重要度を「中(Medium)