[北京 21日 ロイター] 中国の重慶市で、暴行を受けた後に廃鉱で石の下に生き埋めにされた少女(15)が、6日ぶりに救出された。容体は危険な状態にある。21日付の新京報が報じた。 新京報によると、医師は「彼女は左目を失明する恐れがあり、21カ所に及ぶ傷は深刻で致命傷になり得る」と診断。少女は救出後に母親に対し、生き延びるために炭鉱の井戸を伝って流れてきた雨水をなめていたと語った。 暴行の容疑者は、少女の父親と共同でオートバイでのタクシー事業を行っている50歳台の男で、すでに身柄を拘束されている。 同容疑者は8日、重慶市南西部にある炭鉱に少女をおびき寄せて暴行。その後、少女が意識を失うまで殴打し、石の下にうつぶせの状態で生き埋めにしたという。